音楽アーティストとTシャツ Vol.02
4月1日発売のEYESCREAM 5月号「たかがTシャツ、されどTシャツ」のスピンオフ企画、第2弾。
1969年、ウッドストック・フェスティバル以降のカルチャーと考えていいのだろうか。とにかく音楽の現場にTシャツは欠かせない。こと、音楽アーティストが選ぶTシャツには、各々格別な思いが込められているに違いない。たかがTシャツーー彼らにとって、もはや活字にできないストーリーをワンワード、ワンカットで表現してもらう。
MUSICIAN × T-SHIRT 05
古市コータロー -ザ・コレクターズ-
Tシャツとはー
“第2の皮膚”
select T-Shirt ザ・コレクターズ、武道館ライヴ 限定販売のターゲット・モチーフTシャツ
“バンドのグッズとしてターゲット・モチーフのTシャツはよく作ります。今日着ているのは武道館ライヴの物販で売ったグッズ。TANGTANGが友達なんだけど、武道館のグッズお願いしたら「バックプリントにターゲットマークはどうでしょう?」となって面白いなと。そういうことでも今回「モッズとTシャツ」って話でどうでしょうとお声掛けをいただいたんだけど、本来的にモッズはそもそもTシャツ着ないんですよ(笑)。ただ、90年代以降なんでもありなのも確かで、自分もその辺もうトシもとったし、個人的にはこだわりなくいこうと思ってる(笑)。自分も、1年のうち340日位Tシャツ着てると思うよ。”
MUSICIAN × T-SHIRT 06
オカモトレイジ -OKAMOTO’S-
Tシャツとはー
“タトゥーに近いものがある”
select T-Shirt NYで買ったNYのパンクバンド「DEAD BOYS」のTシャツ
“こういう取材のオファーは多いですし、見せたいTシャツはたくさんありますが、たいていヤバすぎて載せてもらえない(苦笑)。今日着てこようかなと思った自慢のTシャツがあるんですけど……(スマホで見せる)……ね、無理でしょ(爆笑)。なので今日は普通にお気に入りのTシャツです。DEAD BOYSのバンドT、NYの大好きなパンクバンドで、実際にNYの蚤の市の様なところで買いました。そういった思い出もあって本当に大好きなTシャツです。自分でプリントして作ることも多いです。好きだったおじいちゃんのTシャツを作ったこともあって、そういう意味ではタトゥーに近いのかな、と思います。大事な人の名前彫ったりしますよね、自分自身はタトゥーを入れるつもりはないのですが、感覚としては近いのかもしれない。そして「ヤバすぎて載せられないTシャツ特集」いつかEYESCREAMで!(笑)。”
MUSICIAN × T-SHIRT 07
川辺素 -ミツメ-
Tシャツとはー
“一番身近な「服」”
select T-Shirt [ZIONYOSHINO]のフォトTシャツ
“Tシャツは、個人で選ぶとついつい無地になってしまうんですよね(笑)。でも、フォトTシャツは好きだったりして、実は今日着ているのは[ZIONYOSHINO]なんですけど、このプリントされてる写真、ミツメのヴィジュアルを手掛けてくれているトヤマくん(トヤマタクロウ・写真家)が撮っているんです。Tシャツは一番身近な「服」ですよね。バンドをこれまでやってきて、自分がどういう風に活動してきたかとかっていうのは、音楽だけじゃなく身につけているものとかからも見えてくる、と思うようになりました。だからこそもっと自然体でありたいと思うんです。オフィシャルTシャツを含めた自分たちが作るグッズにも、ミツメらしさを出したいと思います。”
MUSICIAN × T-SHIRT 08
大澤実音穂 -雨のパレード-
Tシャツとはー
“それでも、人の着てないものを着たいもの”
select T-Shirt 古着リメイクのTシャツ
“今日着てきたのは高円寺の「ROIR(ロアール)」っていう古着屋さんが古着をリメイクしたTシャツです。だから先月号の古着特集にも出してもらいたかったかも(笑)。これ、胸と背中に大きなポッケがあって、実は襟の裏に秘密のポッケもあります。何に使うのかわらかないですね(笑)。Tシャツってみんな着ていますし身近で、それでも人が着てないものを着たいんですよね。でも、黒は普段から結構着るようになりました。最初は雨のパレードのバンドイメージっていうとこもあって、そうしてたところもあったんですけど、黒って単純に合わせやすいし、メンバーもどんどん黒基調になっていきましたね。今となってはメンバー、私服で集合しても自然に、バンドとしてまとまった感じになるんですよ(笑)。”
MUSICIAN×T-SHIRT Vol.01
MUSICIAN×T-SHIRT Vol.03