FASHION 2017.07.12

カルチャー感溢れるsemohの2017秋冬コレクションビジュアル

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ファッションブランドがシーズン毎にクリエイトするビジュアルには、新作コレクション以外の情報以外にも様々なカルチャーが投影されている。今回、ピックアップしたいのがsemoh(セモー)の17FWコレクションにまつわるビジュアルである。

下記は今季のルックの一部。

semohはデザイナー、上山 浩征氏が2012年春夏からスタートしたブランドであり、2014年秋冬からはウィメンズラインを同semoh名義で展開している。上山氏は、生地や衣服にまつわる職やフランスアンティークに精通する職についていた経歴を持ち、その経験と独自の審美眼を活かし、洋服を表現。そこには独特なムードが漂っている。ブランド設立時から現在に至るまで、一貫したコンセプトのもと展開されており、素材選びを含む製作過程から袖を通した時に服がもたらす印象までストーリーを意識し、プロダクトを製作しているのだ。2017年6月にはパリにて開催された合同展示にも出展している。

シャツ ¥32,000
カットソー ¥19,000

発売日 7月29日
サイズ展開:シャツ/0(XS),1(S),2(M),3(L)カットソー/ 0(S),1(M),2(L)
カラー展開:シャツ/BLACK カットソー/BLACK

目を惹かれるのは“女性”を印象的なモチーフとして登場させている点。モノクロフィルムのコンタクトプリントをデザインに落とし込んでいる。このテキスタイルに使用された写真はフォトグラファー、植村幸 (NINA) 氏の協力によるもの。NINA氏はライフワークとして自身の祖母を撮影しており、そのネガをプリントに採用したのだ。


NINA http://www.happy-217.com/index.php

シャツの生地は光沢のあるポリエステルを使用しており、空気を入れ込み、膨らみを持たせ柔らかく仕上げている。この艶感が存在感抜群だ。

このビジュアルムービーには、俳優 小林竜樹と女優 玄里が出演。そこに流れている音楽も美しい。

ビデオのストーリーは、デザイナーである上山氏が考え、スウェーデン人映像作家ZOE QUE氏が撮影した。
ZOE QUE http://www.zoeque.com

1つのコレクションを通して、写真も映像も音楽も楽しめる、semohの世界観を堪能してほしい。

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