去る6月23日、STUTS が初の日本武道館公演「STUTS “90 Degrees” LIVE at 日本武道館」 を開催した。奇遇にも自身の誕生日でもあったこの日だが、生誕祭ではなくこれまで関わった周りのみんなへの感謝祭のようにしたいと語っていたSTUTS。その才能だけでない人柄に多くの仲間が駆けつけた。そんな彼のこれまでの活動の集大成とも言える一夜をフォトレポートで振り返る。
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会場の明かりが一気に消えると、ステージに設置された縦型LEDビジョンに過去の写真の数々が放映され、STUTSがMPCを叩き始める。イントロを終え、そのまま「Renaissance Beat」ではMPCのソロを続けると、バンドメンバーである岩見継吾（B）、仰木亮彦（G）、TAIHEI（Key）、高橋佑成（Key）、吉良創太（Dr）、武嶋聡（Sax, Flute）、佐瀬悠輔 (Tp, Per)が加わっていった。
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本公演の発表時から出演ラインナップの豪華さも話題となったが、ライブ前半からのべつ幕なしにゲストラッパー&シンガー陣が登場。tofubeatsとの「One」から始まり、Daichi Yamamoto & 鎮座DOPENESS、C.O.S.A & Yo-Sea、SIKK-O & 鈴木真海子、北里彰久、Kaneee、T-Pablowが入れ替わりでパフォーマンス。これまでも多くのラッパーと制作を行ってきたSTUTSだから実現した空間だろう。
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cherry chill will. cherry chill will. renzo cherry chill will. cherry chill will. renzo cherry chill will. Next 一転して中盤では、NYでの路上ライブの映像が流れ、ブレイクビーツを用いたルーティンを披露した。圧巻のプレイで会場を沸かせたかと思えば「途中でMPCが壊れちゃいました」と笑いを誘うSTUTS。高一の頃に購入したという思い出のMPCの紹介や、中野heavy sick zeroでのライブなど懐かしのエピソードを振り返ると、トラックメイカーでありMPCプレイヤーのKO-neyをステージに迎えた。13年ほど前から知り合いだという二人は、10年前に渋谷のクラブFamilyでともにパフォーマンスしてたという当時を彷彿とさせる息の合った演奏を見せた。そして盟友KMCをステージへ呼ぶといつか大き舞台でやりたかったという「King」をバンドセットで披露した。
Tatsuya Hirota
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胸の熱い展開が繰り広げられ、気づけばライブ終盤。ここでは、MC二人が揃ったのは初というG Yamazawa、仙人掌との定番曲「Ride」を披露し会場をさらに盛り上げると、Campanella、鎮座DOPENESS、BIM、RYO-Z、JJJと後半戦を彩るラッパーたちと次々とパフォーマンス。その後スペシャルゲストAwichを迎え、コラボ楽曲「タイミングでしょ」と同時期に制作していた未発表曲で客席を包み込んだ。
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余韻に包まれる中、Daichi Yamamoto、Campanella、Ryugo Ishida、北里彰久、SANTAWORLDVIEW、NENE、仙人掌、鎮座DOPENESSの8MCによる「Expressions」で見事なマイクリレーを展開し、PUNPEEとの名曲「夜を使いはたして」では会場に銀テープが降り注いだ。そして舞台に残ったSTUTSは改めて感謝の言葉を述べると、突如松たか子からのバースデーコメントが流れるという嬉しいサプライズが。驚きながらも喜ぶSTUTSに会場からも温かい拍手が送られた。
Tatsuya Hirota
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アンコールでは、STUTSが手がける音楽集団Mirage Collectiveによる初のライブパフォーマンスが披露。長岡亮介（Gt）の代打としてSTUTSバンドの仰木がギターを務める形で「Mirage」を演奏した。その後バンドセットでの「Presence」では、松たか子のヴォーカルパートをbutajiが歌い上げ、T-Pablow、Daichi Yamamoto、NENE、BIMによるマイクリレーが展開されるなど、一夜限りのスペシャルバージョンでお届けされた。
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そんなハイライト続きの中、STUTSがMPCを叩き始めたきっかけになったともいうセッションタイムでは、今宵のMCが勢揃いし豪華すぎるマイクリレーを展開した。そしてラストはSTUTS自身がラップをする「Seasons Pass」で締めくくると、鳴り止まない拍手の中舞台を後にした。
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Teppei Kishida
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set list
INFORMATION
『STUTS “90 Degrees” TOUR 2023』
日時：2023年11月7日（火）
[GUEST]
※オールスタンディング
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問い合わせ：06-6535-5569 SMASH WEST
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問い合わせ：03-3444-6751 SMASH
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