MUSIC 2018.03.13

エクストリームで、ポップで、謎のまま。山本精一の想い出波止場、9年ぶりの東京単独公演

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

リリース資料にあった「公演詳細は当日まで不明。」というひとことが想い出波止場を、山本精一を端的に物語っている。ROVO、MOST、PARA、羅針盤などなど数多のバンド/ユニット(それこそ無限増殖するかのようだ)を通して表現する音楽家・山本精一。天才の天才たる由縁の数々の逸話はまことしやかに語られ、さすがにそれは誇張しているのでは、と思ったりもしながらも「いや、あの人ならありうるかも」と思わせてしまうほどの希有な存在だ。

そんな山本精一が80年代後半より断続的に行っているのが想い出波止場だ。今年1月に、長い沈黙を破り大阪・難波ベアーズ(山本精一が立ち上げたライブハウスだ)でライブを行ったのに続き、8月に渋谷WWWで単独ライブを行うことが決まった。謎で奇妙で多層的なようでいてシンプルで、実験的なのにポップで、カオスなのにピュアなまま。理解も感覚も超えていって、もう、よくわからんけどめちゃくちゃかっこいい。こうやって言葉を重ねるほどに段々と想い出波止場からかけ離れていくようで、もうやめにしよう。

チケットはすでに各種プレイガイド、WWW店頭にて発売中。
夏の終わり頃というまだまだ先のことだけど、忘れたくらいに現実になってしまうのがまた想い出波止場らしくていい。

INFORMATION

想い出波止場 東京公演

2018年8月25日(土)
会場:Shibuya WWW
出演:想い出波止場
時間:OPEN 18:30 / START 19:30
料金:前売¥3,000 / 当日¥3,500(ドリンク代別)
問い合わせ:WWW 03-5458-7685

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