2018年7月13日(金)の深夜に開催される、恵比寿LIQUIDROOMの14周年アニバーサリー公演として、KOHHとyahyelのツーマンライブが決定した。
ありのままの現実や衝動をストレートに言葉にし、多くのひとを魅了しているラッパーKOHH。トラップシーンをリアルタイムに体現し、しかも日本語でのフロウに昇華させながら生み出す独特のスタイルを確立し、絶大な人気を博していることは自明だろう。さらに、そのアイコニックな存在はファッションシーンにも大きく影響を及ぼし、ユースカルチャーのなかで多くのフォロワーを生み出している。”地元”をキーテーマとして持ちながらローカルとグローバルをシームレスに往き来するその様はKOHHならでは、と感じさせる。
一方のyahyelは、若手のバンドとして猛スピードで成長をしている。結成から1年ほどで、ROUGH TRADEを始めとする欧州ツアーを決行。その後逆輸入のようなかたちで日本のシーンに登場し、人気を確立した。James BlakeのようなポストダブステップやThe WeekndのようなR&Bを吸収したサウンド、そしてdutch_tokyoことVJの山田健人によるビジュアルワークも混じり合い、独特な世界観を作り上げている。
KOHH
yahyel
と、改めてKOHHとyahyelの2組をみてみると…このツーマンはどんなものになるんだろう、とただただワクワクとした感覚がこみ上げる。本公演には、世界的に評価されているファッションブランド・TOGAがサポートに入っている。エッジーな2組に相応しいサポートとなりそうだ。
KOHHは昨年、LIQUIDROOM13周年記念での公演でUAとのツーマンも実現している。今回も異色な組み合わせに科学反応が起こることは間違いだろう。
本公演のオフィシャルが紹介するコピーにはこう記されている。
ディストピアから世界へ突き刺された言葉、そしてディストピアを夢想する歌とビート
前売りチケットの発売は5月12日(土)から。夏の夜に我々が招かれるのはディストピアか、はたまたユートピアなのだろうか。予測不可能なこの公演、見逃す手はないだろう。