MUSIC 2017.12.29

ポストパンクと歌ものが交差するFALSETTOSに、cero髙城やギターウルフ・セイジらのコメントが到着

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ポストパンク〜オルタナとガールズポップ、歌もの、そして…。という懐の深さと無国籍感、カラフルさが魅惑の音色となり、“東京インディー・シーン最後の刺客”とも言われるガールズバンド、FALSETTOS(ファルセッツ)。遂に、となる1stアルバム『FALSETTOS』が2018年2月2日にリリースされるのに向けて、ドドドンッとコメントが到着。
長年の盟友であるceroの髙城晶平やセイジ(ギターウルフ)、巻上公一(ヒカシュー)、阿部海太郎、日暮愛葉、テツマル(快速東京)などなどが思い入れたっぷりに寄せている。

アルバム発売に先駆けて、1月25日には渋谷WWWにてceroと表現を迎えての3マンも決定と、2018年は彼女たちから目が離せなくなりそうだ。

コメントは以下より。

◆髙城 晶平(cero)
何年も前、Falsettosのデモテープを僕が録音していた頃、「バンドにはキャッチフレーズが必要だ」と話したことがある。僕は”永遠の少女戦争”というコピーを提案した。たしか、当時開催されていたヘンリーダーガーの展覧会で使われていたものを引用したのだと思う。採用されたのかどうかは忘れてしまった。そして今、僕は彼女たちがアルバムを完成させようとしているという噂を耳にした。キャッチフレーズの件を思い出したのはそのためだ。 “永遠の少女戦争”。彼女たちがどう思うかはわからないが、このコピーは悪くない(パクリだけど)。闘いは続いている。すべての少女たちの自由のために。

◆テツマル(快速東京)
Falsettos。なぜ今まで見つからなかったのか不思議です。彼女たちの音楽はとても絵的で、耳から入ってくるのにすごく視覚的にキます。頭に浮かぶのは具体的なイメージではなくすごく抽象的なイメージなのに、ハッキリと、色鮮やかに「抽象的なイメージ」を見せてくれる。まさに「音楽」なんじゃないかなあと思います。
僕はこんなにいいメロディや楽曲に出会うには洋楽を一生懸命掘ったとしてもなかなか出会えないと思っています。
あとはとにかくLIVEがカッコいいのです。やっぱりバンドだからそこがいちばん大事なところです。日本なんて小さい島国相手にせず、世界中に飛んでっちゃって欲しい。
あとは本当に僕が女の子で、バンドやってなくて良かったなあと思います。ブチかませFalsettos!!間違ってないぜ!!

◆阿部海太郎
Miukoへ
いったい、新宿にどれだけの人がいて、どれだけの人々が袖触り合うのだろうか。
いったい、ミュージシャンというのはどうやって邂逅するのだろうか。
いったい、無償の訴えはなにを目指し、なにを糧としているのだろうか。
これらすべてを、あなたとあなたのバンドから教えてもらっています。
アルバムを聴いて、僕のなかの堅い氷が解けていくのを感じます。

◆日暮愛葉
詰め込むのはアイディア
音じゃない
そこには丁度いい感じの空間があって
確かなWaveがあって
必要なのがなんなのか探す必要はない
ジャンル分けなんて軽々と飛び越えちゃってすまして立ってる、それがFalsettos。
唇を舐める、デリシャスなサウンドを是非みなさんも。

◆セイジ(ギターウルフ)
予測不能な曲とアバンギャルドな演奏が何ともスリルでセクシーな4人組にそそられるゼ!

◆HIKO(GAUZE)
全曲全く隙のない女子力が散弾銃のように炸裂する!

◆巻上公一(ヒカシュー)
FALSETTOSの音楽ルーツはどこですか?
ぼくが知っている場所なのかどうか、
何度も聴いてしまいます。

◆角銅真実
明け方のまぶしい
四角い鏡の前で
つける口紅
誰のためでもなく、わたしだけのために

おたのしみは、これから。

・・・これからも、その赤く燃える炎で世界を染め上げてください!
BIG LOVE!Falsettos!

◆YUKARI(Limited Express (has gone?) / ニーハオ!!!!)
部屋が、街が、陸地が、海が、世界が狭すぎるんだよってうずうずしてる女の子4人が、
ライブハウスのステージにあがる。
プロムなんて目じゃない。
そんで、きらきらする。
学校一の人気者よりも!

観ているわたしはどきどきする。

女の子として奏でながら、何回も選んで、進んで、また選んで捨てて拾ってここまで来たんだろう!

器用じゃない。
グッと掴むんじゃなくて、ふんわり側にいる感じ。
それが、ほんとに魅力的!

こんど一緒にこっそりハモっちゃおかな。

他にも、早川”COB hey-say!!”(KIRIHITO)、吉田肇 (PANICSMILE)、髙木大地(金属恵比須)、忠地裕子(映画監督)、EMI KARIYA(VICE New York /ドラマー@tekpax)、檻之汰鷲(おりのたわし)、柿沼実(BUSH BASH)、やまのいゆずる、YURINA da GOLD DIGGER(Magic, Drums & Love / 住所不定無職)、申鉉準(シン・ヒョンジュン:Shin Hyunjoon…韓国の音楽評論家・音楽研究家:『韓国ポップのアルケオロジー』著者)のコメントも、アルバム特設ウェブサイト(https://www.falsettos.beer/newalbum)で公開中だ。

INFORMATION

FALSETTOS『FALSETTOS』

2018年2月2日発売
PCD-83006 ¥2,300+tax

【ライブ情報】
「表現×FALSETTOS×cero」
2018年1月25日(木)
会場:渋谷WWW
OPEN:18:00 / START:19:00
前売り:¥3,000

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