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LOOPÉ
公式サイト
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公式Instagram
https://www.instagram.com/loope_official/
ついにデビューを迎えたLOOPÉ(ルーペ)。すべてのアイテムをこだわり抜いた2種類の生地から選ぶことができ、さらにはマルチサイズで展開する新ブランドだ。そのプロダクトはどんなライフスタイルにもあわせやすく、ジャンルの垣根を超えて着る人の個性を引き出してくれることだろう。そんなLOOPÉを気鋭のミュージシャンが着用すると、どんな化学反応が起きるのか。今回は、エレクトロにさまざまなジャンルを取り入れたサウンドとVJの演出で唯一無二の空間を創出するバンド、gatoが登場。
-今回初めてEYESCREAMにご登場いただきます。エレクトロバンドのスタイルに至った経緯から教えてください。
age:sadakata以外の4人は、gatoの前身となる5人組バンドから一緒で、その時のジャンルはポストロックやハードコアに位置していました。もうひとりのメンバーが抜けることになり、この4人で再スタートを切るなら新しい方向性にシフトしてもいいのかなと思い、個人的に作っていたトラックをバンドに落とし込んだのがエレクトロバンドとなったきっかけです。基本的にパソコンで作曲しているのですが、完成した曲を楽器で表現し直すのではなく、そのままの状態でリリースしたいと前々から思っていました。
age(Vocal/Sampler)
LOOPÉ OVERSIZE SWEAT SHIRT ¥25,300、Color 990、Size 15
LOOPÉ EAZY TROUSERS ¥22,000、Color 350、Size 35
hiroki:僕はそれまで、ほとんどエレクトロを意識して聴いていませんでした。でも、ageが最初に持ってきた『creep』は、デモの段階ですごくクオリティが高かったのでワクワクしたことを覚えています。
hiroki(Drums)
LOOPÉ RELAX FIT LONG SLEEVE T ¥15,400、Color 850、Size 53
kai:僕もバンドをよく聴いていましたが、ジャンルの方向性を変えていくなかで聴く音楽も変わりました。
takahiro:エレクトロは聴いていたものの、まさか自分がやるとは思っていませんでしたね。でも、それが新鮮で楽しかったです。ageはいろんなジャンルを通ってきているからね。
age:もともと僕はバンドじゃなくて、ひとりでジャズを演奏していました。それと並行してポップスやロックなど、幅広いジャンルを聴いていたんですよ。そのアウトプットを一番表現しやすいのがエレクトロでした。
-sadakataさんは、途中から加入したそうですね。
sadakata:はい。私が加入したのは、gatoの今のスタイルが完成してからです。tomodatiという別のバンドにも所属しているんですけど、主催するイベントにgatoが出演してくれたのが最初の出会いでした。ageくんと仲良くなってからは、gatoが出演するイベントにVJとしてお仕事で呼んでいただいて、嬉しかったんですよ。こんなにカッコいいバンドと一緒にVJできるんだ!って。それを何度も重ねるうちに、お金のやりとりをするお仕事ではなく、一緒に頑張りたいと思うようになって、私のほうから加入を打診しました。
sadakata(VJ)
LOOPÉ RELAX FIT LONG SLEEVE T ¥15,400、Color 850、Size 13
age:バンドの演奏と照明だけで表現するライブハウスのステージは、映画や美術館のインスタレーションのように、空間全体を変える力がないと感じていたんですよ。でも、映像があるとライブに奥行きが生まれて、全然違った印象になる。だから、最初はお仕事としてVJをお願いしていました。エレクトロと映像は相性がいいし、映像があるとお客さんの反応は全然違います。
sadakata:音と映像をリンクさせるので、正式にメンバーに加わることで1曲ごとに意思疎通ができて、映像のクオリティも上げることができると思いました。gatoのライブに来た人は、聴くというより“体験する”という感想を持つはず。
hiroki:はなちゃん(sadakata)のVJがライブに加わることで、演出が保証されます。専属の演出家のような感覚で、どこでライブをしても自信に繋がっています。
sadakata:gatoのライブは音をあまり止めず、DJプレイのように曲を繋げています。マニュピレーターのkaiくんが曲と曲を繋いで、ライブのテンションを作ってくれているのも演出のひとつ。ライブでは映像以外に、そういった音源との違いも楽しんでもらえるかと思います。
kai:僕の役割としては、曲の質感や切り替えに違和感がないように繋いでいて、ストーリーが見えてくる流れを大事にしています。それを考える時、メンバーと相談しながら擦り合わせる作業も重要です。
Kai(Manipulator)
LOOPÉ WIDE LONG SHIRT ¥23,100、Color 350、Size 33
-gatoの曲は、あらゆるジャンルの要素を含んでいて、誰もが好きな曲と出会いやすいという印象です。
age:日常で聴くのか現場で聴くのか、と分けて制作していて。ハウスやテクノの四つ打ちを基調にした曲は現場で踊るような体感が重要になりますし、ドリームポップやヒップホップは日常のほうがしっかりと聴き込める。そのバランスを客観視しながら曲を作るように意識しています。
kai:ライブでは、その幅広さをひとつのショーにまとめなければいけないので、曲の質感を合わせるのが難しい部分です。どの周波数帯がリスナーに気持ちよく響くのか。そこに楽しさを感じています。
takahiro:そう。曲の振り幅が広いのは難しい部分でもあるけど、それこそがgatoの強みでもあると思うんです。
takahiro(Guitar/Sampler)
LOOPÉ RELAX FIT LONG SLEEVE T ¥15,400、Color 350、Size 15
LOOPÉ EAZY TROUSERS ¥19,800、Color 350、Size 51
-クラブイベント『guf』も主催していて、そこではいろんなジャンルのアーティストが出演されていますよね。
age:僕はテクノのDJもやっていて現場にもよく行くので、そこで知り合った人たちに出演してもらっています。バンドがクラブのニーズに入るような場所を作りたいんです。いろんなジャンルを聴くので、ジャンルはノーボーダーになっていくべきだと思っています。それを目指しているし、音楽の新しい解釈のパイオニアになりたいです。
—それがgatoのテーマにも繋がりますか?
age:そうですね。2ndアルバム『U+H』に収録した『no local』という曲が、僕としてはgatoを表していて。バンドなのにライブハウスには出演していないとか、クラブにいるのにシーンに括られていないとか、孤独とも捉えられますが、自分たちはそうあるべきだと思っていて、どこにも属さない“no local”がgatoのテーマだと思っています。
-いずれは自分たちの居場所を作りたいと思っていますか?
age:はい。自分たちがシーンの先頭に立って、新しい居場所を作りたいです。
-今後gatoとして挑戦してみたいことは?
sadakata:個人的に、いろんなクリエイターを仲間として増やして巻き込んでいきたいです。最終的に大人数のチームになってもいいのかなと思っています。
age:役者やダンサーも交えて、演劇をやるのもいいね。
takahiro:ライブでやったらおもしろそう。
age:曲の間にMCで話すんじゃなくて、役者さんに演じてもらったりね。
-ライブこそがgatoの真骨頂かと思いますが、パフォーマンスする際のコーディネートは普段の着こなしと変えていますか?
hiroki:企画の際はスタイリストさんに入ってもらって揃えていますが、いつものライブは私服です。
kai:私服と言っても暗黙の了解があって、gatoっぽい服という共通認識があるんです。
takahiro:言葉にしなくてもみんな同じイメージを持っています。
-具体的にどんなイメージでしょう?
age:ハイテクっぽいディテールが多いもので、VJの映像に負けないけど邪魔もしないような服です。
kai:あと、デザインというより、シルエットに特徴のあるものを選ぶことが多いです。
hiroki:強そうだけど、ちょっと上品みたいな。
kai:そういった共通認識も変化していて、前は少しフォーマルめでした。
age:1枚目のアルバムの頃ね。
takahiro:その変化は、age主体で変わっているような気がする。
age:移り変わっていく楽曲に合わせてパフォーマンスも変えているのに、衣装だけが変わっていないのも違うかなと思いまして。
takahiro:みんながその変化を感覚で捉えて、自然と変わっていっています。今のところ全員ズレていないよね。
-みなさんは普段、服を買う際に重視するポイントは?
sadakata:私は古着が好きなんですけど、昔のお洋服は贅沢に生地を使っているんですよね。しっかりした生地のものを選んでいるから、何十年経ったものでも着られます。
kai:昔から服が好きなんですけど、ミリタリーが好きな時期があったり、古着が好きな時期があったり。今はアメリカで大量生産された服に凝っています。生地がタフで、丈夫なほどカッコいいと思っていて(笑)。あと、大量生産なので誰にでも合うシルエットだけど、メーカーによって解釈が異なるので、その違いを楽しみながら自分の好みを探すのが好きです。
takahiro:自分に似合うものをイメージして選んでいるつもりです。最近はビッグシルエットにハマっていて、スケートブランドをよく着ています。
hiroki:僕の場合は、色とシルエットと無機質さ。少しでも他とは違う特徴があるものに惹かれます。
age:服が個性を主張してくれるような、変形したデザインが好きですね。それを着て自分の品位を上げたいし、着こなせるようになりたい。
-着用していただいたLOOPÉは、サイズや生地に選択肢が多いですが、その点はいかがでしょう?
hiroki:好きなサイズ感が必ず見つかるのはすごいと思ったし、シンプルながらも生地の良さにプラスαの価値を感じました。
kai:僕は身長があるけど細身なので、日本規格のサイズは合わないものが多いんです。それなのに、自分好みのサイズを選べるのはいいですね。
takahiro:いろんなサイズを試してみて、フィッティングが楽しかったです。着ていてもストレスを感じませんでした。
sadakata:今まで、生地やデザインは気に入っているけど着丈が合わないから買わなかったことがあるので、選択肢が広いのは嬉しいし新鮮です。
age:普段はダボっとしたシルエットのパンツを履いていますが、今日穿いたパンツのシルエットもいいですね。スウェットもシンプルだけど首元のリブが太くて、それがアクセントになっているのがよかったです。
sadakata:どんなコーディネートにも合わせやすそう。ジェンダーレスだから、カップルコーデをしてみたいかも(笑)。上質で大人っぽく着こなせると思う。カップルコーデでも、素材や色を変えるだけで違った印象になりますしね。
-仰る通り、どんなスタイルにも合わせやすいニュートラルなデザインもLOOPÉの魅力かと思います。
age:普段は派手な服ばかり着ていますが、どこかで落ち着いたアイテムを取り入れないとバランスが悪いんです。そういった時にぴったり。
kai:どこにでも着ていけるのが魅力に映りました。シャツはシーンを選ばず、楽に着られるところがグッとくるポイントでした。
hiroki:確かに、カジュアルにもフォーマルにも着られますね。
age:hirokiがいつも着てそうだよね。
hiroki:(笑)。無地のスウェットが好きでよく着ているんですよ。一着持っておけば間違いなさそうです。
-あらゆる人にマッチしながらも個性的なLOOPÉは、表情豊かな楽曲を繰り広げるgatoと共鳴したように感じました。
age:gatoとしても、より多くの人に受け入れてもらいたい思いもありますが、尖っていなきゃいけない部分もあります。ソリッドでありながら自分たちを俯瞰して見て、成長していきたいです。
L to R
[kai]ジップアップブルゾン¥33,000(HELLRAZOR/FAN tel_03-6452-5803)スラックスパンツ¥14,300(PWA/ig_@___pwa___)、その他スタイリスト私物[age]ジップアップジャケット¥59,400(0-/FAN)、その他スタイリスト私物[hiroki]デニムジャケット¥48,400、デニムパンツ¥31,350(FUTUR/ともにFAN)、その他スタイリスト私物[takahiro]ジップアップジャケット¥30,800(Evisen Skateboards/FAN)、その他スタイリスト私物[sadakata]デニムジャケット¥22,000(units/ig_@st.elmo)、その他スタイリスト私物
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