INFORMATION
『NEWoMan ART wall Vol.8』
会期:~2017年8月17日(木)
アーティスト:Colliu
場所:NEWoMan ART wall
JR 新宿駅ミライナタワー改札横のディスプレイ、ニュウマン新宿2F メインエントランス前
https://clubfm.jp/NEWoManART/08
コピー機の普及と、アーティストたちの発信への欲望が生み出したメディア、ZINE。その気になれば、どこまでもイージーに制作できてしまうからこその、ドライブ感と親しみやすさ。そこにはアーティストのエッセンスが詰まっている。
毎回、クリエイティブに携わる人々に、お気に入りのZINEをレコメンドしてもらいながら、ZINEカルチャーの現在を追う。
今回ZINEを紹介してくれたのは、モデルとしても活躍するアーティストのColliu。
印象的な眼差しのキャラクターを作品に描き続ける彼女が、ZINEを買うようになったきっかけは?
「ナディッフなどのアート系の本屋に置いてあるのを見て、ZINEを買うようになりました。あと、ニューヨークのプリンテッド・マターに行ったときは、めちゃくちゃ興奮しましたね。あそこでZINEっていいなと思ったかもしれない。アーティストが、手間や採算を意識しないで好き勝手に作っている感じや、一般の流通では無理な無茶さ、雑さが愛おしいです」
さまざまなアーティストのアイデアが詰まったZINEから、自身の制作に閃きを得ることもあるというColliu。現在、新宿・NEWoManのウインドウディスプレイ『NEWoMan ART wall』で、彼女の作品を見ることができる。名画を題材に用いることが多い彼女の作品だが、今回はアンリ・ルソーの『夢』をモチーフにしている。
「私の作品に共通しているのは、キャラクターの『目』なんですけど、そこに自分の主張がこもっているから、モチーフには自分の感情や思想を投影したくなくて。作品が自分で埋めつくされて、他人の入る余裕がなくなっちゃうことがすごく怖いんです。だから、自分の個人的な記憶や感情とは結びつかない、誰もが知ってる名画をモチーフに選んだり、単純化された形にすることによって、そこに隙を作ろうとしています」
最後に、彼女が思うZINEについて、一言で表現してもらった。
「みんなのアイデアの種。すごく考え抜かれてブラッシュアップされたZINEもあるけど、思いつきで作られたその人のフレッシュなアイデアがそのまま残っている感じが好きです」
Colliuの作品が展示されている『NEWoMan ART wall Vol.8』は、8月17日まで開催中。
INFORMATION
会期:~2017年8月17日(木)
アーティスト:Colliu
場所:NEWoMan ART wall
JR 新宿駅ミライナタワー改札横のディスプレイ、ニュウマン新宿2F メインエントランス前
https://clubfm.jp/NEWoManART/08