OTHER 2025.12.22

Interview&Report: VERDY ー洗練された世界観を提示したPloom AURA × Wasted Youth POPUP STOREー

EYESCREAM編集部
Photography_Takamatsu Satty, Edit&Text_Ryo Tajima(DMRT)

VERDYとPloomが2度目となるコラボを実現。加熱式たばこ⽤デバイス「Ploom AURA」がWasted Youthコラボ限定デザインアクセサリー⼊りのスペシャルボックスで登場した。これを受けて、Ploom AURA × Wasted Youth POPUP STOREが12月13日に原宿 81 BELOW (GUESS JEANS TOKYO B1F)で開催された。

照明を落とした会場には、中央にWasted Youthのロゴを模ったチェアを置かれており、背景には大きなパネルに今回のイメージムービーが流れている。両サイドには今回のスペシャルボックスが置かれており、どこか実験室を彷彿させるような近未来的な空間になっていた。

ムービーは3Dビジュアルとスケートビデオの2部構成となっている。今回のパッケージデザインは、2024年末にVERDYが主催したイベント『WASTED NIGHT』の際に内装として披露されたものがベースになっている。その際に、今回のコラボデザインについてのビジョンがすでにVERDYの頭にはあったそうだ。
今回のポップアップ開催に際し、会場のレポートと共にVERDYのインタビューをお届けする。

Wasted YouthのロゴとラインLEDの組合せがポイント

ーコラボレーションボックスのパッケージデザインについて、どのようなイメージで制作を進められたのか教えてください。

VERDY:昔のタバコのパッケージが好きなので、それをWasted Youthっぽいデザインで作っていきました。前回、2019年にPloomとコラボレーションした際も、ポップアップではキオスクっぽい内装を考えたり、古き良きタバコカルチャーを彷彿させる打ち出しにしたので、今回もデザイン上では、その印象を引き継いでいます。

VERDY Interview & Wasted Youth×Ploom Report-ポップアップに先駆けて公開されたWasted Youthの世界観&VERDYが11月に開催する個展について-

ー中央にあるWasted Youthのロゴも、今回はいつもとは少し異なる感じで描かれていますね。タイポグラフィの後ろにある図形もループしているように感じます。

VERDY:そうですね。下に配置している“Sky is The Limit(可能性は無限大)”と同様に、無限をグラフィックで表現したかったんです。「限界を作らない」といった標語は、もともとWasted Youthが持っているコンセプトの1つでもあるので、今回のグラフィックでそこを表現しました。ホワイトとネイビーのカラーリングは、Wasted Youthのテーマカラーだから、ですね。同時に、Ploomがセレクトしているカラーの中にもネイビーがあるので、偶然マッチしてよかったと感じています。

ー完成したコラボ・プロダクトについて、どの点を特に気に入っていますか?

VERDY:フロントパネルを装着して使用した時に、Wasted Youthのロゴ部分にラインLEDがピッタリとハマっているので、ロゴが点灯するような仕様になっているのですが、そこが特に気にいっていますね。ここからポップアップの内装や3Dビジュアルのアイディアも出てきました。

ーポップアップ会場の中心に置かれているWasted Youthのロゴを模ったチェアは中心が光っていますが、そのデザインがまさに一緒というわけですね。

VERDY:はい。3Dビジュアルを制作したのは韓国のHAHYUNGというクリエイターで、一昨年辺りから協業している仲です。今回はPloom AURAのテーマもあったので、近未来的で革新的な雰囲気をプロジェクト全体を通じて表現できればと思ったので、洗練された3Dビジュアルも制作したんです。

ー今回のコラボレーションに合わせて、久しぶりにWasted Youthとしてスケートビデオを制作されましたね。これには何か理由はありましたか?

VERDY:Wasted Youth SKATEBOARDにKaito Sagawaが参加して、彼自身の経験値も高いですし、もともとチームの一員でもあるIssei Moriとも相性もすごくいいので、何かをやってみようと思ったんです。そこで、Kaitoがディレクションを担当し制作を進めていきました。

ーKaitoさんが正式に加入されたということで、2026年はWasted Youth SKATEBOARDの動向も活発になりそうですね。

VERDY:そうなると面白いのではないかなと。先日、Isseiの「Neverland Griptape」主催、BoTTとWasted Youthがサポートに付く形で大阪の三角公園でイベント「Pizza Box Ollie Challenge」を行ったんですが、非常に有意義で楽しめる内容になりました。こういったことが自然とできる環境が整ってくることで、来年はもっと活発に動くことができるんじゃないかと思います。あと、スケート関連のアクションとしては『SKATE SHOP DAY』でも、大阪のGOOD TIMESとイベントをやったり積極的に行動していきたいと考えています。

ー2025年を振り返って、印象的だったのはどんな出来事ですか?

VERDY:今年は大小問わず、本当に楽しめるプロジェクトが多かったですね。コラボレーションやディレクションを行うことで自分も相手からパワーをもらうことができました。個人的な思い出という意味では、Alex Mossに、自分とA$AP Rock用に作ってもらったチェーン(ブリンブリン)です。

ーでは、2026年はどんなことにチャレンジしていきたいと思いますか?

VERDY:4月に韓国で大きな個展を開催する予定なので、そこに向けて制作活動を行っていきたいと思います。韓国だけではなく他の街も巡ることになるかもしれないですし、そうなったら面白いんじゃないかなと。ただ、だからと言って今年やってきたことと全然別の活動をするという気持ちはなく、むしろまったく同じ心持ちでいます。来年は自分らしく表現したものが、ポップアップストアではなくミュージアムで展示されるだけという感じかもしれません。2026年も自分らしい表現を、そこはこれまで通り変わらないことです。

ポップアップは終了したが、今回のコラボスペシャルボックスはECサイトで販売中。
また、上記の限定ボックスとは異なるデザインのフロントパネル3種が、それぞれ数量限定抽選であたるキャンペーンも実施。Ploom CLUB サイトにて詳細が公開されているので、今すぐチェック!

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