MUSIC 2021.06.09

オルタナの王道を日本から発信するバンドHOLLOW SUNSのディスコグラフィー”Process of Losing”をMVと合わせてご紹介

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

東京拠点のオルタナティブロックバンド、HOLLOW SUNSのことをみんな知らないと思うので、本ニュースで彼らの経歴と合わせてご紹介しようと思う。

というのも、2014年の結成より、メンバーチェンジを経つつ、地道に自身のロックを追究し続けた彼らのディスコグラフィーが、旧知の仲である国内名門パンクレーベルICE GRILL$からリリースされており、非常に良作なので聴いてほしいと思った次第。まずはサブスクからでもどうぞ。

本作に収録されている「INTO THE WATER」を含む一部の楽曲は12インチLPとしてアメリカのSunday Drive Recordsからリリースもされている。ひと言で言うと、国内のごく限った地域だけではなくロックでワールドワイドに硬派な活動を続けているということ。
HOLLOW SUNSのサウンドの面白いところは、いわゆるオルタナティブ・ロックをベースにおきながら、ストレートなパンク要素、モダンハードコア的グルーブと疾走感、ポップパンク的な展開の多さ、シューゲイザーを連想させるギターリフ……などなどを醸しているところだと感じる。

その楽曲のうえで、歌そのものは実にメロディアス。その旋律も、いわゆる歌謡曲的なものではなく、骨太かつ王道のロックを連想させる音階を選択しているのが面白い。かつ、全英語詞。奇を衒ったような表現はないが、オルタナと言い切ってしまうのともちょっと違う。これまで脈々と続いてきたロックのテイストが落とし込まれているあたり、極端に言えばロックの文脈をHIPHOP的に咀嚼して自分たち流儀に解釈して今っぽく鳴らしている、といったところか。

めっちゃわかりやすく言えば、FOR FANS OF – FOO FIGHTERS、JIMMY EAT WORLD、SMASHING PUMPKINSといった感じだろうが、まぁ、それはメンバーが通過してきた音楽体験なもので、その辺りの要素が色濃く出ているのは「ルーツなんでおすおす」ってところだと思う。


コンセプチュアルな映像作品が多いのも彼らの特徴。

パッと聴き、レトロなロックではあるが、それだけで片付けてしまうのはもったいない。意外とHIPHOP好きなユースもいけるんじゃないかと思う。ロックって長い歴史があってジャンルが細分化されてて何から聴けばわからないよね。と、思っている人は、『Process of Losing』収録の14曲を聴けば、ロックの比較的幅広い歴史の一端をちょいちょいっと感じ取れるのではないでしょうかね。
同作を携えたツアーが7月に東京は新代田FEVER、大阪はPANGEA、名古屋はstiffslack VENUEで開催されるので、「おう、ええやん」と思った人は現場にどうぞ。

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