ART 2022.06.30

眩暈のするような興奮と混乱。赤木楠平とタカヤマユタカによる展覧会「BOb」がCALM & PUNK GALLERYで開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

赤木楠平タカヤマユタカの二人による展覧会「BOb」が7月1日より西麻布CALM & PUNK GALLERYで開催される。

赤木は1977年、東京生まれ。幼少期をサウジアラビアやシンガポールで過ごし、日本大学芸術学部写真学科を卒業した後に渡英。2008年に帰国すると2013年からはポーランド・ワルシャワに拠点を置く写真家集団「Czulosc(感度)」に初の外国人メンバーとして参加するほか、近年は絵画の制作も行っている。

タカヤマは1980年、京都生まれ。少年時代はパンクに傾倒し、18歳で上京後はスケートブランドのショップやクラブのスタッフとして働き、2000年代東京のカルチャーシーンを過ごす。音楽活動を行うのと並行して、これまで公に発表することはなく自分だけの創作を続けてきた。

この二人が出会ったことを契機に一緒に手を動かすようになった、その結実となる本展は、「抽象的な赤木の色彩や記号に、タカヤマのテキストやドローイングが混じり合った画面は、眩暈のするような興奮と混乱や、煌めきと俗悪さは紙一重であることを表しており、また生きている限りその眩暈の中で自分にとっての美を見つけ出し作り出そうとする人間の終わらない創作の記録」だと言う。猛暑の最中、その“眩暈”へと迷いこみたい。

INFORMATION

赤木楠平Xタカヤマユタカ「BOb」

会期:2022年7月1日(金) – 7月24日(日)
会場:CALM & PUNK GALLERY(東京都港区西麻布1-15-15)
13:00-19:00 / 入場無料
休廊:日曜〜火曜 ※最終日曜は営業

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