中国を拠点に活動するアーティスト、シー・チェンによる日本初個展『Mythos in Ink: A Symphony of Creatures and Contradictions』（邦題：『インクに潜む神話 ：クリーチャーと矛盾のシンフォニー』）が2月9日より西麻布CALM & PUNK GALLERYにおいて開催される。

シー・チェンは1985年生まれ。絵画、イラスト、ドローイング、フィギュア、アニメーションなどマルチな活動を続けるアーティスト。インディペンデント・アニメーション作品の監督としては2013年に制作を始め、コンセプトアートからストーリー、アセット制作、音響、アニメーションの全フレーム、最終的なDCPに至るまで、すべて一人で長編アニメーションを制作する数少ない人物の一人として知られている。近年は、国際的な映像祭で数多くの入賞し、2022年には『鶏の墳丘』で「Seoul Indie-AniFest 2022」の審査員特別賞を受賞している。

本展は、ここ数年で制作された5つの物語短編アニメーション作品とビデオアート作品に加え、2010年代のドローイング作品、フィギュア作品で構成。2月10日（土）には、来日予定のシー・チェンと金澤 韻（現代美術キュレーター、コダマシーン共同主宰）のトークイベントが予定されている。

また、関連イベントとして、シー・チェンが3年の制作期間を費やして完成させた3DCG長編アニメーション映画『鶏の墳丘』が1月27日（土）から2週間限定で渋谷シアター・イメージフォーラムで再上映される。