東京・原宿を拠点とするアートオークションハウス「NEW AUCTION」の第6回目となる公開型オークション『NEW 006』が、渋谷MIYASHITA PARKにあるSAIにおいて4月27日に開催。合わせて、出品作品を実際に鑑賞できるオークションプレビューが4月20日〜4月26日に同じくSAIで開催される。

「NEW AUCTION」は2021年6月にスタートした、従来のアートオークションという枠組みに縛られることなく、新しい体験、新しい価値観を提供することを目的としたオークションハウス。『NEW 006』の目玉となるのは、アンディ・ウォーホルの代表作である「マリリン・モンロー」シリーズのなかで最も人気の高い「ピンク・マリリン」の出品だ。世界中のオークションのなかでも数年に一度しか出品されることのない貴重な作品であり、マリリン・モンローの死から5年後の1967年に制作された本シリーズは、シルクスクリーンという技法を用い、連続と差異を繰り返しみせることで人々の持つイメージに対し疑問を投げかけたアメリカンポップアートの代名詞とも言える作品となっている。

Andy WARHOL, Marilyn Monroe (Marilyn) (F. & S. II.31), 1963

ほかにも、パブロ・ピカソやヨーゼフ・ボイス、ヴォルフガング・ティルマンス、横尾忠則、ハロシ、KYNE、花井祐介などなど錚々たるラインナップとなっており、オークションに参加するとなるとなかなかにむずかしいだろうけれどプレビューなら！　という楽しみ方で狙いたいところだ。

Joseph BEUYS《直接民主制の為のバラ》 / Rose für direkte Demokratie (Rose for Direct Democracy) (Schellmann 71), 1973

横尾忠則《灰塚輝三氏の肖像》 / Portrait of Mr.Haizuka Teruzo, 1981