FASHION 2019.04.16

Interview: Cherry LA 気になるLAの新鋭ストリートブランドについて ディレクターの2人に話を聞いた

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部
Photograph & Interview - Ryuta Hironaga, Edit - Ryo Tajima[DMRT]

LAの気鋭ストリートブランド、Cherry Los Angeles[以下、Cherry LA](チェリー ロサンゼルス)。デビューは2017年と誕生したばかりだが、早くもUSストリートでは話題になっており、一部の超有名セレブが愛用していることも伝えられている。イメージビジュアルも洒落てるし、シーズン毎にテーマを設けてコレクションをリリースしているのも、最近のスモールブランドにはない本格的な動向だ。デザインについてはクリーンなグラフィックが特徴的。LAストリートレーベルの中でも稀有な存在だ。Cherry LAはHYPEFESTにも参加し、その名を広め、4月上旬にはUNITED ARROWS & SONSとコラボレーションし限定カプセルコレクションを発売した。このイベントも大盛況、東京でも大きな支持を得ている。では、どんなブランドなのか? Cherry LAのベースを訪れ、ディレクションするJoseph Perez(ジョセフ・ペレス)とDavid Levy(デイビッド・レビー)の2人をインタビューした。

左からDavid Levy、Joseph Perez

チェリーは2つの果物が1つの房で繋がってる
つまりオレたち2人のことを示す名前なんだ

―いきなりだけど、Cherry LAは誰がディレクションしているの?

2人:DavidとJoseph、オレたち2人でやっているブランドなんだよ。

―Cherry LAが誕生するまでのストーリーを教えてもらっていい?

Joseph Perez(以下、Joseph): Davidとオレの親は洋服に携わった仕事をしていたんだ。それもあって幼いときからずっと洋服を作りたいと思っていたんだよ。今は見ての通り、大人になったからね。晴れて自分たちのブランドがスタートできるようになったってわけ。

David Levy(以下、David):でも、最初は何を作ればいいのか、自分が何を作りたいのか、ブランドの名前をどうすればいいのかってことさえわからなかったよ。ただ、わかっていたのは“オレら2人は同じ道を辿って一緒に育ったってこと。そして、もう25年の付き合いになる。だから2人で洋服を通して自分たちを表現したい” ってこと。でも、実際のやり方やブランドの名前をどう決めていけばいいのか、わからなかったわけだ。そしてある日、僕らの友達がCherryというブランド名を提案してきたんだ。オレとJosephはすぐさま気に入ってブランド名をCherryに決めたよ。決めた理由は、サクランボには2つ実があって、その2つの同じ物(実)が1つの房で繋がっているだろ。それがオレたち2人を示していると感じたからだ。サクランボの実は一見同じに見えるが、オレたちの場合は、お互い違った物の見方があるんだ。オレたちは自らのストーリーを、同じ房で繋がったオレら2人の思いを、それぞれ別の見解で伝えたいんだよ。ざっくり概要を話すと、これがCherryのストーリー、まだ始まって1年半のブランドなんだけどね。2017年にローンチした時は、Cherry houseという名前で家を赤に塗装して、Tシャツやパーカー、Dickiesなんかをそこで販売していたんだ。たしか2018年の1月頃だったかな。


東京が好きだしポップアップを
実現できたのは夢みたいだったね

ー最近UNITED ARROWS & SONSとコラボレーションして、4月に日本でカプセルコレクションを発売したよね。あのプロジェクトは、どういう経緯で実現したの?

David:もともと、オレとJosephはずっと日本へ行きたかったんだよ。特に東京だね。オレたちは日本の文化や洋服やアートから影響されているんだ。そんな中、ある日、VerdyがNIKE SBのコラボシューズをリリースしたときのパーティに招待されたんだよね。Verdyはオレらの友達だったから呼んでくれたんだと思う。そのときに、やっぱり日本のエナジーを感じたいと改めて自覚したんだ。そこで、すぐにチケットを予約して行くことに決めたんだよ。日本の知り合いは、ほとんどいない状態だったんだけどさ(笑)。

ーVerdyとはどこで知り合ったんだい?

Joseph:VerdyとはHYPEFESTで出会ったんだ。HYPEFESTにオレたちがブースを出展していて、隣のブースにVerdyがいたんだ。そこに彼のパートナーでもあるPaulo Calleもいた。Pauloとは昔から知っているLAの共通の友達も多くて、Verdyとはすぐにお友達になれたんだよ。お互いに、自分たちのブランドを紹介しあって、オレらはVerdyをスタジオに招待したし、彼はオレたちを日本に招待してくれたってわけさ。

LAで行われたGirls Don’t Cry×Nike SB Dunk Lowクロージングパーティの模様をお届け




ー最初、日本に遊びにきたときはどういう風に過ごしたの?

Joseph:日本に着いて、まずVerdyと合流して、たくさんのお店を回ったんだ。その過程で、Poggy(小木”Poggy”基史さん)と出会ったんだ。彼はオレらにとって、とても大きなインフルエンサーだから、会えたときには興奮したよ! そこで彼と話をしているときに、一緒に何かをしようよって話しの流れになったんだ。そこからコラボレーションや日本でのリリースの話が決まっていった。それにしても、まだスタートしたばかりのCherry LAが東京でポップアップストアを実現できたなんて夢みたいな話だったよ!

David:東京に到着してからの2、3日の間、オレたちは東京の”すべて“と言っていいくらい、数多くのショップを巡ったんだ。ちょうど、いくつかの日本のセレクトショップからCherry LAを置きたいっていうオファーをもらっていたし、改めて自分たちの目でしっかりリサーチする必要があったからね。原宿と渋谷の洋服屋を100軒くらい回って、どこの店が好きか、どこに自分たちらしいかを2人で考えていたんだよ。そこで1番好きになった場所がUNITED ARROWS & SONSのショップだった。Cherry LAをここに置いてほしいって思ったんだ。それにJosephも言っているようにPoggyはオレらにとってストリートのレジェンドだったからね。彼の話はずっと色んなところから聞いていたんだ。そして、最初の東京旅行でPoggyと会うことが出来て、LAに戻ってからも連絡を取り続けて、ついに4月にポップアップを実現したんだよ。




彼らのオフィスにはデザインのソースと思われるものやブランドのアイテムが数多く並んでいた。2人のLAユースが世界に仕掛けるLAらしいストリートブランドは今後もさらに多くの人を魅了するだろう。これからインラインのアイテムもショップに置かれ始めるハズ。何より、今回のポップアップは2人にとっても貴重な経験だったようなので、きっとまた、すぐに日本でポップアップなどのイベントを開催してくれることでしょう! その日を楽しみに、Cherry LAの動きをチェックしていきたいと思う。

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