ART 2019.04.28

グラフィティを起点とする美術家・大山エンリコイサムの個展が中村キース・へリング美術館で開催

Enrico Isamu Ōyama,FFIGURATI #184 , 2019 Artwork © Enrico Isamu Ōyama Photo © Suguru Ikeda
EYESCREAM編集部
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NYブルックリンを拠点に活動するアーティスト、大山エンリコイサムの個展「VIRAL ヴァイラル」が、山梨の中村キース・へリング美術館で5月18日から開催される。
グラフィティの文化に影響を受け、2012年に渡米した大山エンリコイサム。ライティングの視覚言語から文字を取り除き、線の動きのみを抽出、反復・拡張させた「クイックターン・ストラクチャー」というモティーフを軸とし、これまで世界各地で壁画制作や個展を開催するほか、著書『アゲインスト・リテラシー─グラフィティ文化論』(LIXIL出版、2015年)の刊行、コム デ ギャルソンやシュウ ウエムラとコラボレーションするなど、多角的に活動を続けている。

同展は大山の多岐におよぶ「クイックターン・ストラクチャー」作品のなかでも中心を担う絵画をメインに構成され、同時にモノクロームの階調やスケール、画面構成、テクスチャーやレイヤリングといった技法においてバラエティに富む作風が選定されている。会場では、同展のために制作した、キース・ヘリングの東京における記録写真の上に施された、サイトスペシフィックな新作の壁画作品も展開されるとのこと。


INFORMATION

大山エンリコイサム個展 VIRAL

会場:中村キース・ヘリング美術館(山梨県北杜市小淵沢町10249-7)
会期:2019年5月18日(土) – 11月10日(日)9:00 – 17:00
無休
入場料:大人 ¥1200、16歳以上の高校・専門・大学生 ¥600、16歳未満 無料、障がい者手帳のご提示 ¥600、団体(20名様以上)¥1000 ※要予約
協力:Takuro Someya Contemporary Art、シミックホールディングス株式会社

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