来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。
EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。
PORTRAITS.009 / Johnny Wilson
「決まり文句だけど自分だけで何時でも何処でもやれるってのは魅力だろ」
2018年にリリースされたSupremeのスケートビデオ『BLESSED』やCALL ME 917の撮影を行っている、ユース憧れフィルマーの1人。もっともスケートシーンに近いクリエイターは同シーンでクリエイティビティを磨き続けている。
-過去から現在まで、NYを軸にしたスケートシーンについて思い出されることは?
NYのスケートカルチャーにインスパイアされて、高校卒業した後、9年前位にフロリダから引っ越してきたんだ。そしてNYにある料理学校に通った。今滑っているスポットとかも、昔のZOO YORKのビデオで見てクールだったから、同じ場所に滑りに行ってオレたちのスタイルでビデオ撮影したりした。引っ越してきた当時と今のNYを比べると、スケーターの数が2倍以上に増えたように感じるな。
当時はスケーターがみんな一緒になって1つのコミュニティを築いていたような気がするし、きっと若かったからかもしれないけど、今はほとんどのクルーが別々に活動していると思う。過去5年間を振りかえってみると色んな場所からスケーターがNYに滑りに来たり引っ越してきている。昔はプロを目指すならカリフォルニアに住んでいることが普通だったけど、今はNYに住んでいても認められている時代だと思う。
-スケートボードの魅力は?
決まり文句だけど、自分だけで出来るってこと。子供の頃に、学校で野球とか団体競技をやることはなかったけど、スケートは自分がやりたいときに、いつでも色んなやり方で出来る。これは魅力だよ。でも、みんなで一緒に滑ることも楽しいな。1日中滑って夜はハングアウトして。チームでやっているようなもんだけど、ベースボールチームのようにコーチがいるわけでもないしね。そして、新しい場所に旅をするとスケート繋がりで新しい友達との出会いがあったりする。結局、そこだよ。
-リスペクトしているスケーターやスケートブランドは?
アレックス・オルソン、ジェイソン・ディル。ブランドだったらFucking AwesomeとHockey。そして、ベニー・マグリアーノ。ベニーはあんまりみんな知らないかもしれないけど、LAに住んでいるフィルマーでHockeyのグラフィックをやっているんだ。オレにとってベニーはすごくインスピレーションを与えてくれる存在だ。
インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!
INFORMATION
EYESCREAM No.174
2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-
出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka
Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION
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