来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。
EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。
PORTRAITS.010 / Caleb Barnett
「スケートの歴史とリアルな現場からオリジナルのスタイルを見つけるのが大事」
Fucking AwesomeやHockeyがサポートするユーススケーター。Supreme周辺をディグしている人なら絶対に彼の名前を知っているハズ。ハードコアなスケーティングが魅力的なNYスケーターは連綿と続くスケートカルチャーに敬意を払っている。
-同号でJohnny Wilsonにも出演してもらう予定なんです。
いいね! ジョニーとはLAで初めて会ったんだ。オレはNa-Kel(ナケル・スミス)のルームメイトだったんだけど、彼が『BLESSED』の撮影をしているときに仲良くなった。Adam Zhuとは昨日も遊んでいたよ。彼とはSupreme繋がりだね。
-これまでの経緯と現在のスケートシーンを見て何を感じる?
今はNYに住んで2年目。もとはオハイオ州コロンバスで生まれて、各地を転々としつつ17歳のときにLAへ、そしてNYに20歳のときに移ってきた。思えば、90~2000年代初期のスケートビデオにいつもインスパイアされていたな。NYだけじゃなく、LA、SFのシーンすべてがイケてた時代だったと思うよ。最近のスケートシーンをみていると頭がおかしくなりそうだ。SNSにワケの分からないスケートビデオがたくさんポストされていて、それがトレンドになって、キッズがそれをみて練習するのが普通になっている。ほんと終わってるよ。オレからしてみれば、過去のリアルなフルレングスビデオでトリックとかオリジナリティの大切さを学んでほしいし、自分だけのスタイルでスケートするのが大切だろ?
-スケートボードの面白い部分は?
トリックを学ぶこと。新しく学ぶってことに中毒性があるというか。それにスケートをやるってことはすごくカッコいいしね! 90~2000年代初期のスケートビデオに出てくるスポットとかはヤバいね。もしできるならタイムトラベルしてあの時代のスポットを滑ってみたいな。
リスペクトしているスケーターは?
オールドスクールだけど、ジーノ・イアヌッチのスタイルは最高だな。カリーム・キャンベルも。スケートとビジネス面両方という意味では、AVEことアンソニー・ヴァン・ イングレンとか。あと、もちろんジェイソン・ディル。ディルは最高にイケてるよ。
インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!
INFORMATION
EYESCREAM No.174
2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-
出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka
Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION
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