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ーEYESCREAM的、今が在る場所ー Vol.03 NAKAZAKI O HEIGHTS

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ーEYESCREAM的、今が在る場所ー Vol.03 NAKAZAKI O HEIGHTS

数多あるショップの中で、特に他と異なるスポットがある。そこに集まってくるのはアーティストであったりクリエイターであったり。ただ服を買う場所ではなく、次世代の才能が集まってくる場所が、今の時代を形成する。そんな”訪れる価値のある”特別なショップ=発信地をピックアップしていきたい。TRANSMISSION BLOCK、第三回目は、同じく大阪に位置するショップ、NAKAZAKI O HEIGHTS。


大阪、北区にある中崎町。小さな通りが交差する道を進み、路地を曲がると目の前に日本家屋が建ち並ぶ一角に辿り着く。この辺りは昨今、新たなファッション、カルチャーの発信地として注目され、新たな発想を持ったクリエイターが集まっている。それと同時に、若きファッショニスタが数多く集まっている町でもある。通りを歩いているとイエローに彩られた看板に深いブルーの外壁、際立って目に入ってくる場所があった。名前はNAKAZAKI O HEIGHTS(ナガサキ オー ハイツ)。アッシュ・ペー・フランスから独立したワンオーによる初のセレクトショップだ。この3階建てのジャパニーズトラッドなショップには何が詰まっているのだろう、気になる…。ということで扉を叩く。店内で我々を応対してくれたのはSTAFFの若本洋平さんと、よくショップを訪れるというスタイリストの中島さんとクリエイターのJohnnyさん。

左から、STAFFの若本さん、クリエイターのJohnnyさん。

雑誌や広告などで活躍するスタイリスト、中島さん。

店内1階にはブランド、ATELIER & REPAIRS(アトリエ&リペアーズ)のプロダクトと古着が並べられている。



NAKAZAKI O HEIGHTSはワンオーのディレクターである大坪洋介さんがディレクションされている。長年に渡りカリフォルニア、デニム文化をアジアに伝道してきた大坪氏に、この場所について教えていただいた。

ーNAKAZAKI O HEIGHTSがオープンしたのはいつ頃ですか?
「2017年の10月28日、土曜日にオープンしました。”クリエーターが集まるアパート”をコンセプトに掲げており、伝統的日本家屋を改築し、3フロアで構成されています」。

ーこの3フロアには、どのような物が置かれているのでしょうか?
「ディレクターは私、大坪洋介と日本のジュエリーを国内外に発信してきたに神谷温子が参画し、2人の偏愛的目線で集められたアイテムが並びます。1階は、私のクローゼットをイメージし、過剰在庫をアップサイクルしたインポートアパレルプロジェクト、ATELIER&REPAIRSや、ヴィンテージの古着、アクセサリーなど、1点物のカジュアルファッションアイテムをセレクト。2階は、ストーリー性の高い日本のジュエリーなどを販売。3階は、フリースペースとして今後様々なクリエーターによる期間限定の展示販売が行われます」。

前述の通り、1階の入り口付近に並べられているのはATELIER & REPAIRSのアイテム。スタイリングされたマネキンを見ても、その個性が伺える。ATELIER & REPAIRSのプロダクトは創設者・モリッチオ ドナディ氏の長きに渡る経歴の上に、古着やブランドの余剰在庫を有効活用、リメイクやカスタマイズを加え、そこに新たな価値を付与したうえで構築されている。


2階にはデザイナーのマイコ ナガヤマ氏によるジュエリーブランド、MAIKO NAGAYAMAのアイテムやPriv. Spoons Club(プライベートスプーンズクラブ)のパジャマなどが並べられており、1階とは、また異なる空気感が構築されていた。





3階は、この時点では大坪氏がロサンゼルスで暮らしていた29年間こつこつと集めたヴィンテージの雑貨群が置かれていた。


ーNAKAZAKI O HEIGHTSを運営するにあたって、モデルとしたショップや場所などはありますか?
「具体的な場所はないですね、それぞれのディレクターたちの偏愛を表現できる建物にしたいと思っています」。

ーショップに来るのは、どのような人ですか?
「まだまだオープンしたばかりなので、知り合いや、WEB、SNSなどでニュースを見てくれた人が多く来てくれています。今後は、NAKAZAKI O HEIGHTSに関わる、それぞれのディレクターの個性に共感してくださる人や、その分野に特化したマニアックなお客様が増えていくようなショップにしたいと考えています」。

ー今後、それぞれのアイデンティティを大切にするアーティストやクリエイターが集っていく場所になっていくんですね
「そうですね。個性を持ったアーティストやクリエーターは、個性をもった場所に共感して集まってくるものです。個性をだしているワンオー、初の路面店であるNAKAZAKI O HEIGHTSは、お客様をはじめとして、アーティストやクリエーターも、個性のある人たちが集まると思っています」。



まだオープンしてから3ヶ月弱のフレッシュなスポット、NAKAZAKI O HEIGHTS。日本的でありながら、国境を感じさせない物が集まる場所だと感じた。今後、大阪から新たな価値観を届けてくれるスポットになっていくはずだ。

INFORMATION

NAKAZAKI O HEIGHTS

大阪府大阪市中崎西1-7-13
hours_12:00~20:00
tel_06-6131-9690