INFORMATION
2013AWシーズンよりニットアイテム5型で構成したスモールコレクションをスタートした、デザイナーの前出卓久が手がけるブランド「tone」。
着る人の個性を引き立てることをコンセプトに、過度なデザインを省き素材を生かしたシンプルでモダンなアイテムを追求している。
これまで自身のバックグラウンドにあるフットボールカルチャーとユースカルチャーに焦点を当てたカジュアルズと称されるイギリスのフーリガンスタイルをモチーフにしてきたが、今回2018SSシーズンではパリ郊外の“バンリュー”を舞台にしたフランス映画『La Haine(憎しみ)』よりインスピレーションソースを経て、カジュアルズスタイルを現代的にアップデートしている。
無駄のない精妙なデザインは、軽やかながら存在感バツグン。時代の投影とも言える『La Haine』が現代でも観られ続けるように、時代に擦れることがない、意志あるプロダクトはぜひチェックしてほしい。