FASHION 2017.10.10

「ILL IT」17AW、都会のゴミ捨て場にみる“混沌美”を表現

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

“GENRELESS GRUNGE”をテーマに抱え、デザイナーRYOICHI KUDOがバックボーンに持つ、HIPHOPやR&Bといった音楽的要素、そして黒色そのものなどといった独自のパラダイムによるブラックカルチャーを内包したブランドが「ILL IT」。

2017年秋冬シーズンのコレクションストーリーは、“MEMORY”。ステージだけでなく会場全体をも都会のゴミ捨て場に変化させる、かの有名なミュージカルの、その舞台にインスパイアされたという。ひと目で何が介在しているのか分からない瓦礫特有の複雑に織りなすカオスさに美しさを見出し、ブランドのアイコン・パターンでもある“SHADOW”を烏羽色のカモフラージュ柄へと昇華。今のムードにマッチするオーバーサイズなMA-1やガウンコートに落とし込まれている。同パターンを用いたベルト、ウォレット、スケートボードデッキといったプロダクトも登場するというから合わせてチェックしておきたい。

中でも特筆すべきトレンドのキーピース、モッズコートは、スリーブやインナーのボアなど細部に至る全てがブランドのアイデンティティともいえる“黒”を採用しており、ストリートにも、モードにも着ることができる。今年のアウター選びにお迷いの方へ、是非ともオススメしたい。

またどこよりも早く、今回のルックムービーを公開!若き気鋭の映像監督Spikey Johnがディレクターを勤めている。森林に溶け合う、研ぎ澄まされたエネルギーに注目したい。

ILL IT |Fall Winter 2017/2018 Memory|A film by Spikey John

VIDEO DIRECTOR : Spikey John
MODEL : No Flower (kiLLa)
STYLING & DESIGN : RYOICHI KUDO

INFORMATION

ILL IT

【POP UP SHOP】
10/24 (TUE) – 11/6(MON)
西武渋谷店

https://www.illit-clothing.com/
instagram : @ill_it_clothing

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