INFORMATION
Weny Dacillo
『AMPM』EP
https://itunes.apple.com/jp/album/ampm-ep/id1236515710
Twitter @Weny Dacillo
Instagram @_wavyjin_
自分たちの今を作り出す音楽アーティストに注目する企画、FUTURISTIC SOUNDS 。中でも音楽シーンを騒がせているorこれから騒がせることになるであろうユースをEYESCREAMが独自の観点でピックアップ。インタビューを通して彼らのアイデンティティ、ルーツに迫る。ロックもHIPHOPも、今年から何かが変わり大きく動き出すはず。新たな音楽カルチャーを知り、サブカルチャーの未来がどんな姿なのかを知る1つの材料としたい。EYESCREAM選、注目の音楽アーティスト2017下半期。第9回目に登場するのはWeny Dacillo。
Weny Dacilloは明るくも切ないメロウな声を持っている。この新人ラッパーは自身の遊びや、子供の時に通っていたコンビニのことなど、極めてプライベートなことをテーマにしているが、その何気ないリリックは、第三者の耳にもエモーショナルな反響を残す。一度大きな失敗をしたWenyは、そのことを気にすることもなく、今日も飄々と遊びながら曲を作っている。
ーラップを始めたのはいつなんでしたっけ?
Weny Dacillo:単純にお金持ちになりたくて。元々家が貧乏で、それで成り上がりたくて。
ーでもいろんな選択肢がある中でラッパーを選んだのは、それがベストだと思ったから?
Weny Dacillo:自分は昔から音楽を聴いていて、それが楽しかったんですよね。母親がスナックをやっていて、色んな音楽が入ってくる環境にいたので。あとなんなんですかね、ラッパーは成り上がれるなと思ったんですよね。自分でもいけるんじゃないって。で色んなヒップホップのアーティストを聴いて、インスピレーションを受けて。PSG、鎮座DOPENESSさん、Seedaさん、あとAnarchyさんとかも聴いてましたね。でも自分はあんまり貧しいとか気にしないタイプだから、『AMPM』みたいな作品ができちゃいましたね。PSGとか鎮座さんは多分他の人の気持ちがわかるんですよね。こういうこと言ったら気持ちいいだろうなって。最近だとゆるふわギャングとかMiyachiも聴きますし。でも最近はあんまり音楽聴かないようにしていて。
ーそれは?
Weny Dacillo:作るほうが楽しくなっちゃって、あんま聴かなくなっちゃいましたね。あと曲を作るときに他の人の曲を聴くと、影響を受けちゃうんで。
ー『AMPM』の収録曲はどういうときに思いついた曲なんですか?
Weny Dacillo – “Day Dreaming”は実家で1人でいるときに、いい夢を見てそれで思いついた。その夢ではマクドナルドにいて、店員さんがめっちゃ可愛くて、時が止まったみたいになって、っていう歌なんですよ。だからチキンナゲットとポテトが出てくる。”Good Night”は少し悲しいじゃないですか、あんまり覚えてないですね。”Private”はコデイン飲んだあとに、クラブに行って、遊んだ曲ですよ。酔っ払って、女の子と遊ぼうって。自分はプライベートをすごい大切にしてて、プライベートを脅かされるとムカついちゃうんで。そういう曲です。『AMPM』を出す前の曲は、普通にベーシックなヒップホップって感じで、90’sぽい曲ばかりで、だから決まった形はないんですよ。型にハマりたくないっていうか。自分がやりたいなと思った曲を出しますね。自分の気分は結構すぐ変わりますね。コロコロ感情も変わったりするし。友達と遊んでるときも、いきなり遊びたくなくなったり。
Weny Dacillo “Convinience Star” MV
ーインスピレーションの源となってるものって?
Weny Dacillo:いい女の子と、夜にいいことをすると、いい曲ができるっす。すごいクリエイティブになります。あと仲間と友達と普通に居酒屋行って、昔のことを話し合ったりとか、何がしたいとか言い合ったりするとそういうことを書きたくなったりしますね。昔のことをみんなで思い出して、それを曲にしようとか。
ー今は何してるときが一番楽しいですか?
Weny Dacillo:曲作ったりしてるときと、かわいい女の子といるときが一番たのしいです。あと仲間といるときもたのしいです。ライブしてるときはすごい楽しいですね。この頃ライブをもう一回し始めたんで、それはすごい楽しいです。
ー緊張しない?
Weny Dacillo:1回大きい失敗をステージでしたから、変なことしなければステージに立つのは平気かなって思いますけどね。これから大きなステージに行ったら本当に自分のパフォーマンスができるように。ライブの前に、会場を確認してこういう風に見せようっていうのはします。この間もいい気分だからTシャツぶん投げようって決めてました。まだ熱狂的な自分のファンはいないから、それを獲得していきたいですね。俺だけのライブに来いって言えるようになりたい。
ーよく行くショップはどこらへんですか?
Weny Dacillo:高円寺と渋谷によく行きますね、ファスト・ファッションの店もよく行くし。あと友達のお店とかも。今日着ているTシャツも、もらったんですよね。今はもうギャル男みたいな格好はしないです、普通に着たい服を着て。雑誌見てこういう洋服の着方かっこいいなと思って着るとかはないですね。でも雑誌は一応見ます(笑)影響もされるんですけど、それより友人の影響が強くて。周りでオシャレだなって思うのはJP THE WAVYくんもだし、あとRick Novaくんも。あとはスタイリストのIan Connorがオシャレだなって。サッカーのハーフパンツ履いて、大きめのTシャツ着たり。あとTravis Scottも紫のTシャツとか着てていいですね。ファッションウィークとか見たことないんですけど、そういうのにも参加してみたい。好きなブランドはGucciとRaf Simonsとかで。Raf SimonsとadidasのSuper Starはめっちゃかっこいいと思います。今の自分じゃまだ手に入らないんで、もう少し頑張って手にいれたいですね。いま一番欲しいのは赤のスニーカーと、キャップも欲しいですね。この間ライブのあとに、めちゃくちゃ酔っ払って、イヤフォンとキャップ無くしちゃって、バリエーションが減ったんで。
ー今後どういうアーティストになりたい?
Weny Dacillo:自分だけになりたいです。二番煎じじゃなくて。この人はこの人みたいなアーティストになりたいです。貧乏人から成り上がって、昔のおれと同じような境遇の人に、自分もできるかなって思わせるようなオリジナルなアーティストになりたいです。今年中にもう1つ作品を出して、それでもっと大きなステージでできるようになれたらって思いますね。
01. DATS
02. 集団行動
03. CHAI
04.MONO NO AWARE
05.PAELLAS
06.Aun beatz
07.NAHAVAND
08.JP THE WAVY
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『AMPM』EP
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