今日はなに着てこうかな。あのジャズ・ジャイアンツの名盤がプリントされたロンTにリーバイス505でも穿いて、靴下はあのソックスブランドのにすれば調子もよさそう。とか考えるところから楽しい。音楽好きが集まる渋谷のライブハウスWWW / WWW Xを舞台にした月イチスナップ連載、第10回:ロード・エコー編です。
レゲエ、ソウル、ジャズ、アフロ、ハウスなどをクロスオーヴァーさせたグッドミュージックで、ここ日本でも人気の高いロード・エコー。ニュージーランドを拠点に活動するマルチプレイヤー/プロデューサーのマイク・ファブラウス率いるプロジェクトだ。東京では二年ぶりのライブとなったこの日、フロントアクトのYossy Little Noise Weaverの繰り出すアフロ~レゲエ香るジャズmeetsエレクトロニックなサウンドで、フロアはすでにいい温度感になっている。
期待と熱気に満ちたパンパンのフロアで、ロードエコーがはじまる。男女ヴォーカルとホーン隊を含むフルメンバーでのライブ。マイク・ファブラウスはビートを操りながら、ベースも自ら弾くというスタイルだ。ブゥンブゥンと重低音が響きわたり、その全身をマッサージされるようなベースラインがなんとも心地良い。そこにヴォーカルやホーン隊が豊かに色づけしていけば、スモーキーなメロウグルーヴが充満していく。レゲエの“揺れ”やリズム、ハウスミュージックの持つ多幸感、ときにロックステディな甘い曲まで。アンコールではディスコなナンバーも飛び出し、最後、マイク・ファブラウスがMCで(聞き違いじゃなければ)お客さんを指して「ビューティフル・クラウド」と言ったのが、素晴らしい時間だったことを物語っていた。
MONTHLY QUESTIONS
Q1. 年齢
Q2. 職業
Q3. 今日のコーディネートのイチオシアイテム
Q4. ふらりひとり旅するなら?
[WWW PEOPLE]
1. PUNPEE、OMSBらが出演した『Diagonal』
2. SCLLの音色、美しく過ぎ去る時間
3. 先鋭化する真夏の夜のミステリアス
4. LEARNERSでスウィング!
5. ポスト・ダブステップのその先へ。マウント・キンビーが切り開く
6. マイルド・ハイ・クラブとネバヤン、色気と浮遊のはざまで
7. RAU DEFワンマン。PUNPEEやSKY-HIらも駆けつけた夜
8. シャムキャッツにトクマル、韓国からSilica GelとParasol。アジアのインディが交わる夜
9. バレアリックなハウスミュージックで遊ぶユースたち
THIS MONTH’S EVENT
『LORD ECHO JAPAN TOUR 2018 LORD ECHO Live in Tokyo』
2018/3/24(Sat) at WWW
LIVE:LORD ECHO(Wonderful Noise, New Zealand) full band live set / Yossy Little Noise Weaver