4月、STAY HOMEの期間中を利用して制作を開始した3人組ニューHIPHOPユニット、Flex da 9th。渋谷は円山町にあるマンションの一室で、夜な夜なトラックにラップを載っけ続ける3人組だ。本連載では、活動をスタートしたばかりのFlex da 9thが、1つのEPを完成させるまでのストリートストーリーを追いかける。第2回目は客演参加のrkemishiとの対談をお届け。
L to R_LAGO, Bones.Money, rkemishi, BLA BLA
ビートが良かったんで本当に一筆書きでリリックが書けましたね
ーrkemishi
ーrkemishi(以下、エミシ)さんが1人目の客演。みんなとの関係性から教えてください。
BLABLA:Flex da 9thの中では僕が最初にエミシと繋がりを持ったんですよね。4年前くらいですかね。その前段として、知り合いづてにDaia(沖縄出身のラッパー)を紹介されて同い年だったこともあって、すぐに仲良くなっていったんですよ。そんなときにDaiaから「紹介したいラッパーがいる」ってことで繋いでもらったのがエミシですね。その頃のエミシは1年間、月に1本MVを出すっていう結構無謀なチャレンジをしていて(笑)。しかも完全にDIYの自主プロジェクトとして。その撮影現場に遊びに行ったりして、現場にいた人とも仲良くなったり。昔から知っていた幼馴染のような関係ではないけど、同じ現場で遊んでいたり、共通の知り合いが多かったり、何かと繋がりが多かったんですよ。LAGOとエミシは僕が紹介して繋げたんですけど、その1週間後には2人でクラブに遊びにいくような関係に知らぬ間になり。いつしか自分以上に、LAGOとエミシの関係が深くなっていったんです。
BLABLA:そんな繋がりを経て、エミシがowlsとしてやってきたことも見てきたし、ラッパーとしても純粋にカッコいいと思うし。だから、Flex da 9thのニューEPを作るにあたっての客演として誰にお願いするかって部分で、まずは声をかけなくちゃってことになったんです。快諾してくれてすぐに動いてくれたよね。
エミシ:「おっす。ビート、何?」って感じでしたね。正直、客演のオファーとかは最近すごく話がくるんですけど、何でも引き受けるってわけじゃなくて、この2人であればやろうってすぐに思いました。こうやって一緒に活動しているわけなんで、ま、BLABLAやLAGOが頑張っていけば、オレにとってもメリットがあるわけじゃないですか(笑)。それに、Flex da 9thの動きやMVはちゃんと見ていて、面白いなぁって思っていましたしね。自主でやっている感に懐かしさもあるし、オレ的には良さも感じているし。