MUSIC 2021.05.08

映画「コントラ」のサントラがリリース。タリン・ブラックナイト映画祭でグランプリと最優秀音楽賞を受賞した作品

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

エストニアのタリン・ブラックナイト映画祭でグランプリと最優秀音楽賞をダブル受賞するほか、国内外の数々の映画祭で高評価を得る映画「コントラ」のサウンドトラックが配信リリースされる。

インド人監督、アンシュル・チョウハンによる日本映画「コントラ」。同作品のモノクロ映像美を彩るのが気鋭の音楽家、香田悠真によるサウンドだ。ちなみにこの香田、2017年よりHYKEのショー音楽を同ブランドデザイナーの吉原秀明、bonjour recordsの上村真俊とのユニットUYK名義で手がけるほか、フジテレビ系列ドラマ『ペンション・恋は桃色』の音楽を細野晴臣との共作により担当。さらには安部勇磨never young beach)のソロアルバム『Fantasia』やNOT WONKのアルバム『Dimen』、Julia Shortreed(Black Boboi)のソロアルバム『Violet Sun』にも参加するなど、気になる動きを続ける音楽家だ。

アンシュル・チョウハン監督による「Reverse Rivers」のサントラ用MVも同時公開されたので、その音楽と映像に没入してほしい。

リリースに際してのコメントは以下より。

映画が求めている音は、いろんな所にその兆しがあり、脚本の中にも、役者さんの微細な表情にも、鳥の鳴き声にも、世の中の移り変わりにも。そういったイメージの河の中から、映像のほんとうの姿を見つけ出すのが、映画音楽の役目だと思います。僕が二年前、このユニークな映画の中に一生懸命に探した音です。
—香田悠真

『コントラ』を監督し、初めて一緒になった作曲家が香田悠真さんだったことは、この上ない喜びでした。他とは違う視点を持つ香田さんは、何か新しい風を吹き込んでくれるはずと当初から確信していました。彼が作曲した音楽はシンプルでいて壮大で、脚本の小さなニュアンスさえも捉えることで作品の魅力を高めてくださいました。完成された音楽を作り上げる香田さんは、貴重な存在であると共に、今後注目するべきアーティストです。
—アンシュル・チョウハン

香田悠真さんに会ったのは、彼が10代半ばの頃だったと記憶している。それから長い時間が流れた。今、彼は素晴らしい音楽を携えて、音楽家として僕の前に立っている。その音楽は、爆発しそうな情熱と張り詰めたロマンチシズムに溢れ、その叙情性は世界を包み込もうとしている。香田悠真の音楽はこの映画に新鮮な驚きと深遠さを与えた。
—半野喜弘(音楽家・映画監督)

香田悠真は極めて厳格で現代的なオーケストラ編成の能力を持ち、映画全体に継続的な緊張状態と過去への回帰をもたらした。
—リチャード・ハーヴェイ(タリン・ブラックナイト映画祭 審査員・作曲家)

INFORMATION

「KONTORA Original Motion Picture Soundtrack」
Music by YUMA KODA

・配信開始日:5月6日(木)
・価格:1,528円
・配信ストア・配信先:iTunes store / Apple Music / Spotify / Amazon Music

[収録曲 ]
01 Sora’s Theme
02 Back Walker
03 Reverse Rivers
04 Grandpa’s Note
05 First Encounter
06 Second Encounter
07 Seeker
08 Opening the Case
09 Reverse Rivers – Recomposed ※サントラだけの特典
10 Salvation
11 An Ending

『コントラ KONTORA』
https://www.kowatanda.com/kontora
[公開予定]
アップリンク吉祥寺(東京)近日公開予定
刈谷日劇(愛知)5月7日(金)〜
横浜シネマリン(神奈川)5月8日(土)〜
ほとり座(富山)5月8日(土)〜
シネックスマーゴ(岐阜)5月15日(土)のみ
Cinex(岐阜)5月15日(土)〜
シネ・ヌーヴォ(大阪)5月15日(土)〜
千石劇場(長野)5月29日(土)〜

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