CULTURE 2018.02.06

#01 和敬清寂​ by 書道家 万美

EYESCREAM編集部

今月より始まりました、パンチライン

ここで言うパンチラインとは、 禅の教えをキャッチーにした、禅語とよばれる言葉です。 この禅語、たっくさんのジャンルがあり、 それらをまとめた「禅語集」という本も書店でちらほら見かけます。 私はこの本を「パンチライン集」と呼んでいます。

毎月、このパンチライン集の中から 書道家 万美がブチ上がった言葉をフックアップしていく予定です。 この言葉たちの中に、日々の生活の 「案とヒント」が隠されているかも?

今月選んだパンチラインは、和敬清寂。 地球人の心にこの言葉が沁み入れば、 この星がハッピーになるに違いない。 そんなワードです。

早速意味を分解!

和敬清寂 (わけいせいじゃく)

– 意味 難しいVer. – 茶道の心得を示す標語。 主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、 茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすること。

という意味のようです。 平和の和に、尊敬の敬に、清らかの清に、侘び寂びの「寂び」。

– 意味 なんかわかるVer. – お抹茶を点ててくれる方と、 お抹茶を飲む人々が、尊敬しあって、 その場をまるっといい空間に!

つまり、グッドバイブスのためには リスペクトが必要ということですね。

– 書道家 万美Ver. –

互いにリスペクトし、 バイブス高めてこう!

これでしょう。 みなさま茶道を体験されたことがありますか? 畳の部屋に正座をし 香り高きお抹茶をいただく… その時、床の間にありがちな言葉が、 この和敬清寂

千利休もこの言葉を好んだそうです。 一見、堅苦しそうなルックスですが 今も昔も変わらず

「リスペクトが大切で、それでバイブスも高まる。」

みなさまの日々がちょっとハッピーになりますように。

書道家 万美

パンチライン #01 和敬清寂​ #02 八風吹不動天辺月​

PROFILE

書道家 万美 / Calligrapher MAMI

HIP HOPカルチャーのひとつ、グラフィティを書道と同じ視覚的言語芸術と捉えた“Calligraf2ity”を見出す。 個展やパフォーマンス、作品展示は日本をはじめ、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア等でも発表している。 Calligraphy+Graffiti=Calligraf2ity(かりぐらふぃてぃ)とは… 2は、ひぃふぅみぃよぉ〜…と数える日本の文化。そして、書道(Calligraphy)とグラフィティ(Graffiti)の”2″つのカルチャーが融合した、次(2)世代の伝統。という意味を込めての “Calligraf2ity”。 official web : www.66mami66.com instagram : @66mami66

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