CULTURE 2026.07.26

[Wandering Osaka]#11 イーグル野村と巡るTHEモンゴリアンチョップス、ザ・モチベーションショップ、十四才

Photography_Masahiro Yoshimoto, Text_Yuka Muguruma, Edit_Michika Kuriyama, Takuya Nakatani
EYESCREAM編集部

音楽、アート、ファッション、フード、スケボー、グラフィティ、そしてなによりもストリートカルチャー。いつもなにかおもろいことが起こっている、熱気に満ちた大阪の街にフォーカスする連載シリーズ「Wandering Osaka(ワンダリングオオサカ)」の11回目。街を知るには街の重要人物(もしくは街で遊びまくっている人!)に訊くのがイチバン、てことで今回は、大阪・新世界は通天閣のたもとにショップを構えるTHEモンゴリアンチョップスとその系列店BOKU HA TANOSIIの名物スタッフ、イーグル野村さんにガイダンスしてもらった。

Recommender of the Month
イーグル野村

1991年、石川県生まれ。大阪・新世界に店を構えるTHEモンゴリアンチョップスや系列店のBOKU HA TANOSIIの看板スタッフ。友人のブランドとのコラボアイテムなどを手がけるほか、スタイリストとしても活躍する。Instagram:@eagle_tmc

THEモンゴリアンチョップス


インディペンデントなスタイルを追求
強烈な個性が宿るプロダクトがずらり

新世界を拠点に独自の世界観を発信する、安藤仁彦さんと山本健太さんによるクリエイティブユニット、THEモンゴリアンチョップスの直営店。学ランから着想を得たブランド代表作のデニムジャケット、グラデュエーターをはじめ、“貴重愛”とプリントされたTシャツやぬいぐるみをドッキングしたキャップなど、とびきり癖の強いオリジナルアイテムがそろう。近年は、マネキンをベースに約5年かけて制作した「二冠の馬女」と呼ばれるアートピースやスイッチをカチカチ押して無限に遊べる知育玩具もリリースし、アパレルの枠を超えた表現にも注力する。姉妹レーベルのBOKU HA TANOSIIには小物も充実しているので、併せて訪れ、ここだけの大阪土産を探してみて。

Recommender’s Comment

「ブランドの代表を務める安藤さんが古着屋で働いていた頃のお客さんとして知り合い、今年で入社して10年目を迎えます。服はもちろん、思わず手に取りたくなるユニークなアイテムがたくさんあるので、『入りづらそう』と躊躇せず気軽に立ち寄ってみてください。系列店のBOKU HA TANOSHIIと釣り道具を扱うTASFもよろしくお願いします!」

「二冠の馬女」のフォトプリントに、蛍光イエローのシルクスクリーンを重ねた遊び心満載の一着 7,700円。ちなみに「二冠の馬女」の作品自体も2,000,000円で販売中。

古着のような風合いが目を引く瀧廉太郎Tee 8,800円、計算し尽くされたシルエットが堪らないボンタンTech 24,200円、淡い配色がかわいいアクリル製ウォレットチェーン13,200円。7月11日発売されたばかりの新作の瀧廉太郎Teeは、ヴィンテージの音楽家スウェットを参考に製作された人気アイテム。売上の一部は、大分県竹田市の瀧廉太郎記念館に寄付される。

コロンとしたフォルムが愛らしい定番人気のCOMUSUBIを、レザーを用いてクールにアレンジ。各22,000円。

“ツメエリの星に住むツメエリマンの剥製”として製作。グラデュエーターのセットアップを華麗に着こなしたツメエリマン各8,580円。

店内には、『じゃりんこチエ』の作者、はるき悦巳のイラスト(右)をディスプレイ。定番人気のグラデュエーターと赤のサイドゴアブーツをまとった安藤さんと山本さんが描かれている。

古着のボディにぬいぐるみを掛け合わせたインパクト抜群の一点もの。身に付けても、アート感覚で飾っても良し。キメラCAP各19,800円。

INFORMATION

THEモンゴリアンチョップス

大阪市浪速区恵美須東1-7-5
営業時間:13:00-20:00 / 休:火・水曜
Instagram:@themongolianchoppsss

ザ・モチベーションショップ


モチベーションが高まるひと皿と
偏愛が詰まったカツカレーグッズ

好きが高じて全国を食べ歩き、カツカレー図鑑まで制作するメイドインアリサさんが、西天満のバー、ゆとりちゃんを間借りして営むカレーショップ、通称“ザモチ”。コーヒーを入れて奥行きを持たせた欧風カレー、合挽き肉と筍の食感が癖になるドライキーマ、青山椒を効かせた痺れ麻婆の定番3種類に加え、週替わりメニューも用意する。ルーの“ちょいがけ”も叶うほか、ロースカツやふわとろオムなど20種類以上のトッピングがあり、自分好みにカスタマイズして味わえる。さらに、カツカレーをテーマにしたアパレルや雑貨など、ポップなセンスがあふれるオリジナルグッズもラインナップ。おいしいカレーとキャッチーなアイテムに、気分もブチ上がる。

Recommender’s Comment

「店主のメイドインアリサさんは奥さんの友人で、休みが合えば一緒にランチをしに来ます。カスタマイズが楽しい店ではありますが、これと決めたら毎回同じメニューを注文してしまうので、今日食べたセットが僕の定番です。おいしいカレーはもちろん、パワフルで明るいアリサさんの人柄も魅力。いつも元気をもらっています」

さつまいも三元豚のブロック肉を手切りして作る一番人気のロースカツカレー950円に、ちょこっとのせキーマ300円、ふわとろの卵300円をトッピング。こちらは、イーグル野村さんが毎回注文している組み合わせ。

「いち押しは深みのある欧風カレー。他のカレーを少しだけ添えられるのもうれしいポイントです。外はサクッと、中はしっとり揚がったカツもおいしい」とイーグル野村さん。

一人でも利用しやすいカウンター席をメインに、グループで使えるテーブル席も用意。料理を待つ間や食事後は、お買い物を満喫して。

カツカレー愛を表現したオリジナルグッズコーナー。アクキーからコインケース、銭湯タオルまでバリエーション豊か。

ザモチのカレーをいつでも持ち歩ける、ステッカー各500円とフォトキーホルダー各300円。カツカレー図鑑の最新号も制作中とのことでお見逃しなく!

ミニモニ。やたまごっち、アニメグッズなど、平成生まれの心をくすぐるアイテムが勢ぞろい。こまごまとした雑貨を夢中で眺めていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。

ひらがなモチーフのキッチュなキーホルダーやアイドルのステッカーなど、昭和レトロな雰囲気をまとった雑貨もそろう。

アリサさんがデザインしたオリジナルステッカーが並ぶ、名物のテイクフリーコーナー。募金箱も設置しているので、ちょっとばかりお気持ちを添えてビビッときた一枚を持ち帰ろう。

INFORMATION

ザ・モチベーションショップ

大阪市北区西天満4-8-1
営業時間:11:00-15:30LO / 休:日・月曜
Instagram:@the_motivationshop

十四才


ディープな日本古着をギュッと凝縮
服好きの感性を揺さぶるカオス空間

屋号の十四才は、店主の塩見大地さんが敬愛する甲本ヒロトが所属していたザ・ハイロウズの楽曲名に由来。タレントのグラフィックTや企業ロゴ入りのノベルティなど、1980〜2000年代を中心とした日本古着が、コンパクトな店内に所狭しと並ぶ。「完璧じゃない、どこかダサさのあるものに惹かれます」と塩見さん。一見ファッションとして昇華するのが難しそうなアイテムも、コーディネートのハズしや自分らしいスタイルを作るアクセントに。ここ数年は、セレクトショップやアパレルブランドとのコラボにも積極的に取り組み、アメ村の古着シーンでひときわ異彩を放っている。キーホルダーやワッペン、バッジなども豊富なので、宝探し感覚でディグってみよう。

Recommender’s Comment

「今の店で働き始めた頃から通っているので、もう10年くらいになるかもしれません。塩見さんとは何となく好きなものが似ていて、普段着ている服も十四才で買ったものが多いです。最近は、僕からお声がけして一緒にイベントをやることも増えました。いつ訪れてもインスピレーションを与えてくれる、大好きなお店です」

デニム地に赤のパイピングがアメカジライクなベースボールシャツ6,980円は、子ども服ブランド、ミキハウスが展開するメンズライン。

アパレルブランド、エストゥロワルーズが手がけたこだわりのオリジナルボディに、塩見さんが一枚一枚手描きのアートワークを施したコラボスウェット各18,700円。

ゴールドの糸による漢字刺しゅうと旭日旗のモチーフを合わせた、和テイストのポロシャツ6,980円。

白地に赤と青の配色が映えるフレッドペリーのトラックジャケット6,980円は、80年代のデッドストック。

INFORMATION

十四才

大阪市中央区西心斎橋2-13-13ショウザンビル1F
営業時間:13:00-18:00 / 休:不定休
Instagram:@jyuyonsai

【Wandering Osaka】

#01 岩井祐二と巡るCity Lights : Donuts、LIGHT YEARS OSAKA、Family Tree Bottles
#02 植杉友恵と巡るTOLMA、su、洗濯と喫茶 廻廻
#03 サカモトタイチと巡るVOYAGE KIDS、club daphnia、tamutamucafe
#04 daichicrewと巡るTASOGARE COFFEE、ACHROMA、お料理 横目
#05 爛々 萌々と巡るstandピピピッ!、 oh my 河‼︎、幸せ立ち呑み夢ごりら
#06 CM SMOOTHと巡るMARADONA RECORDS、mumei gallery、BOURGEON records
#07 清原崇弘と巡るKON、Falman、ue.
#08 大吉純一&河田達矢と巡るYAMASTORE、惣菜・弁当 あんどう、ピタックごはん
#09 岩下太輔と巡るThat’s PIZZA、FAT DOG STAND、民族中華
#10 aska.と巡るπ spectacle、LIN gallery、LEAD COFFEE

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