INFORMATION
池野詩織写真展「ぬかるみの記憶」
会期:2023年3月15日(火) – 4月8日(土)16:00 – 22:00
日・月・火定休 / 1ドリンクオーダー制 / 作家在廊:毎週土曜
会場:スタジオ35分(東京都中野区上高田5-47-8)
写真家・池野詩織の写真展「ぬかるみの記憶」が中野・スタジオ35分において4月8日まで開催中だ。
池野は1991年、神奈川県生まれ。近年では主にファッションや音楽、コマーシャルなど、ジャンルを問わずさまざまに写真表現の活動を続けるほか、展示の開催や作品集の発表など国内外で精力的に活動している。
本展は、池野が3年前から取り組んでいる新潟県佐渡島で撮影した新作の写真展となる。2022年にアメリカの写真出版レーベル〈Deadbeat Club〉より発表したzine『SADO』もまた佐渡島を舞台としていたが、今回の展示では、佐渡島にある作家の祖父母の住んでいた空き家にフォーカスを当てた写真で構成される。
作家ステートメントは以下だ。
日本海に浮かぶ稲妻のような形をした佐渡島の、真ん中に祖父母の家がある。
幼少期は田植えの季節のたびに島に渡り、田んぼでよく遊んだ。
田んぼの中のお玉杓子や跳ねる蛙を姉と競って捕まえた。春は筍を掘って、夏は海で泳いだ。
都市生まれの私にとって、この島の自然は特別だった。
祖父母の家は3年前に空き家になり、それを機に久しぶりに来島した。
家主をなくした家は、あっという間にあらゆる生物に飲み込まれていた。
懐かしさと入り混じって、わたしは不思議な違和感を感じていた。
そして記憶を辿るように、祖父母の家と島の記録をはじめた。
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会期:2023年3月15日(火) – 4月8日(土)16:00 – 22:00
日・月・火定休 / 1ドリンクオーダー制 / 作家在廊:毎週土曜
会場:スタジオ35分(東京都中野区上高田5-47-8)