ART 2018.01.03

現代の春画、妖怪画の世界へ。伝説の絵師、佐伯俊男の展覧会

Copyright by Toshio Saeki Courtesy of NANZUKA
EYESCREAM編集部
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ときは70年代初頭。エロス、ブラックユーモア、ホラーを織り交ぜた独特の作品が、寺山修司や澁澤龍彦らに賞賛され、72年にはジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバム『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』のジャケットにも作品が使用されるなどした絵師・佐伯俊男。彼の過去最大規模となる展覧会「雲然」が、2018年1月20日よりNANZUKAにおいて行われる。

“現代の春画、妖怪画”とも呼ぶことができる佐伯の作品は、日本アンダーグラウンドのイラストレーションという文脈だけに留まらず、近年はイギリス、フランス、イスラエル、アメリカ、カナダ、香港、台湾においても展覧会が開催されるなど、国際的な評価を得ている。

本展では、彼が70年代から80年にかけて描いたオリジナル作品を中心に、彩色を加えた巨大な壁画をはじめとした新作も発表予定。あらゆる性的タブーを露にすることで、観る者の内面をえぐり出すその作品群に、すっぽりと身を埋めたいところだ。

INFORMATION

佐伯俊男「雲然」

2018年1月20日(土) – 2018年2月24日(土)

会場:NANZUKA(東京都渋谷区渋谷2-17-3 #B2F)
営業時間:11:00〜19:00(日・月・祝祭日定休) 入場無料
オープニングレセプション:2018年1月20日(土)18:00〜20:00

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