FOCUS : emma ーこんな時代だからこそ、アナログ派でいたい
from EYESCREAM NO.165

Photography—Tammy Volpe Styling—Kana Tanaka Hair&Make—Rika Sagawa (TRON) Text—Mami Chino

FOCUS : emma ーこんな時代だからこそ、アナログ派でいたい
from EYESCREAM NO.165

Photography—Tammy Volpe Styling—Kana Tanaka Hair&Make—Rika Sagawa (TRON) Text—Mami Chino

EYESCREAM本誌連載”FOCUS”の一部をWEBでもお届け。発売中の5月号掲載中のemmaが全編オールプロデュースした『emma Calendar』についてのインタビューを掲載する。モデルという枠組みにとどまらず、飽くなき探究心でこだわり尽くした、珠玉の12ヶ月のストーリー。その制作話、ひいては彼女の”時間”に対するポリシーについて余すことなく語った内容だ。


「美容室行ったり、ネイルに行ったり、マッサージしてもらったり・・・みんながオフの日にメンテナンスとして行なっていることを、私はオンの日に全部やっちゃいたいんです。オフの日は携帯をできるだけ見ないようにして、会いたい人に会いに行く。自分の時間を過ごすということを何より大事にしていて、それが、カレンダーを作りたかった理由でもあります。北海道の田舎にある実家には、家中いたるところに飾ってあって、カレンダーのある生活が当たり前の光景でした。トイレの中にもあって、毎日眺めながら、その日のことをゆっくり考えたりして。でも、上京して1人暮らしをしてからは、一度も飾ってなかったかも、ってふと気付いたんです。確かに生活をしていく上では携帯で確認しちゃえば事足りるし、むしろそっちの方が便利なのかもしれない。けど、それって私らしくないのかも!私が雑誌を好きなのと、ビジュアルブックを作った理由とも重なりますが、実際に手にとることに意味があって、その出会いから得られる感覚を大切にしています。」

SNSが日々の生活に浸透し、友人の近況を気軽にチャックできて、誰にも会わずして簡単に欲しいモノを手に入れることが可能になった今でこそ、あえてアナログに、人との繋がりを省かずに向き合う機会を持つべきだということに気づかされる。ビジュアルブックと同様に、本作もemmaにとって馴染み深いクリエイター陣で制作。多忙を極める彼女にとっては、信頼のおけるチームこそが不可欠だった。

「毎日のようにあっては夜な夜な作業して、部活してるような感覚で楽しく作れました(笑)。全部が自信作なので、お気に入りをどれか一つに絞ることはできませんが、中でも7月は大好きなVERDYさんとコラボレートすることができました!こういう形で私の好きなモノを、シェアすることができて嬉しいです。」


ただキュートでポップな写真を並べたんじゃない、emma自信が新たな魅力を引き出した渾身作。是非お手にとって頂きたい。

ロングスリーブニット ¥45,400/LANDLORD(MATT.)
ピアス スタイリスト私物

INFORMATION

emma Calendar 2018.04-2019.03

価格:2000円
サイズ:A5判 卓上ケース入り
ページ数:14ページ
(表紙・裏表紙+12ヶ月分)
発行:SDP

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