INFORMATION
Swatch × VERDYコレクション
https://www.swatch.com/ja-jp/verdy.html
Swatch Japan
https://www.instagram.com/swatch_jp/
Photograph_Yuta Kato, Edit&Text_Ryo Tajima[DMRT]
2024年4月25日に発売となったSwatch × VERDYコレクションは早くも世間で大いに話題となり、VERDYのファンが好みのウォッチを手にしているようだ。
今回のコラボレーションでは4アイテムをリリース。VERDYによるキャラクター、VickとVistyを冠したものから、Girls Don’t CryとWasted Youthのモデルと、VERDYが生み出してきたプロジェクトやキャラクターが一堂に会する豪華なラインナップとなった。
今回のSwatchとのコラボレーションについて、VERDYは昔からの憧れがあったのだそう。それは何か。Swatch Store Harajukuにて話を聞いた。
本稿を読んだうえで、Swatch × VERDYコレクションをチェックしていただきたい。
キース・ヘリングへのリスペクトを自分らしく表現したコレクション
ーSwatch x VERDYのコレクションが誕生したわけですが、VERDYさんにとってSwatchと言えば何を思い出しますか?
VERDY：僕にとって、Swatchはキース・ヘリングが作ったビジュアルのイメージが色濃いです。過去の資料を探すとSwatchのビジュアルはたくさん出てくるんですが、特にキース・ヘリングがデザインしたものはインパクトがあってカッコいいんですよ。それを見て、いつかは自分もSwatchの時計をデザインしたいと思ってきたので、今回のコラボレーションでまた1つ夢が叶いました。
ーキース・ヘリングもSwatchとコラボレーションした過去があります。これまでに数多くのアーティストがコラボしてきた歴史がSwatchにあるというのも、VERDYさんにとって大きかったですか?
VERDY：たしかに、過去にも大勢のアーティストがSwatchの時計をデザインをしてきた経緯がありますね。今回のプロジェクトが決まったのは、ちょうど1年ほど前なんですけど、その頃はバスキアとのコラボが大々的に打ち出されていました。そこで展開されていた時計を見て、デザインの自由度がすごく高いんだなと感じたのを覚えていますね。Swatchはアーティストとのコラボレーションがすごくマッチすると思います。
ー今回の展開において、キース・ヘリングへのリスペクトを表現した部分はありますか?
VERDY：それこそ、ビジュアルを制作するにあたってはキース・ヘリングへのオマージュを込めて描いていきました。構図などを参考にしつつ、細部まで描きこんで作っていったんですよ。
ーVERDYさんのインスタグラム上には今回のコラボレーションに関するムービーも公開されましたね。そのうちの1つにはBOUNTY HUNTERのデザイナー、ヒカル氏が出演されています。この人選について教えてください。
VERDY：僕のバックボーンは90年代、2000年代の裏原宿のカルチャーなんですが、当時、原宿でSwatchをしていた人と言えばヒカルさんなんです。カッコよくSwatchを着用して雑誌に出ている姿が印象に残っているので、今回お願いしたんです。
ー今回のコレクションにおけるデザインについても教えてください。4本がラインナップしていますが、複数リリースすることにしたのは何か理由がありますか?
VERDY：最初から、やるのであれば複数のモデルをリリースしたいという思いが自分の中にあったんです。というのも、80〜90年代のSwatchの広告ビジュアルを見返すと、それこそ、キース・ヘリングのときもそうなんですけど、3、4個一気にリリースしていることが多く、たくさんのモデルが並んでいる様がカッコいいと思って。それで、VickやVistyといったキャラクターだけではなく、Girls Don’t CryやWasted Youthのモデルもリリースすることにしたんです。手に取る人の好みに合わせてセレクトしてくれたら嬉しいですね。
ー5つ目のモデルとして、「Biennale Arte 2024アートスペシャル」として「VICK BRONZE BY VERDY」の時計もあります。今回のプロジェクト発表に合わせてイタリアにも行ってらっしゃいましたが、これについて教えてください。
VERDY：このモデルは「Biennale Arte 2024」で発表されるものですね。美術展では、4メートルのブロンズ像になったVickが展示されます。このプロジェクトで始めて屋外に展示する作品を作ったんですが、インパクトある仕上がりになったと思います。時計の方も他にはないカラーリングで気に入っていますね。イタリアには初めて行ったんですが、ヴェネツィアの街並みは素晴らしかったですね。新たなインスピレーションをたくさん与えてくれました。
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