ART 2024.04.05

アーティストOKI KENICHIの個展“THIS MOMENT”が高田馬場のBaBaBaで4月12日から開催

EYESCREAM編集部

OKI KENICHIは福岡出身、東京拠点で活動しているアーティスト。『ドラゴンボール』に魅了されたことをきっかけに絵を描き始め、2012年の初個展より本格的にアーティストとしての活動をスタートさせた。現在は国内外で作品を発表しながらブランドとのコラボレーションや自身のグッズを展開する売店OKIOSKの運営など、活動の場を広げている。

OKIの制作コンセプトに“人に求められるものを描くのはアーティストではない。自身が求めるものを描くのがアーティストである。”という信念がある。その言葉通り、OKIの作品はクレヨンや色鉛筆、アクリル絵の具、近年はスプレーを中心に、手法においてもその時に求める表現に合う画材を使用して描かれている。
このようなプロセスによって生み出された、自身の思考を反映し人物や花をモチーフとした抽象画や、アルファベットを好きな形に変形させて描く「OKIフォント」を用いた文字作品、そして愛と喜びを1輪の花に込めた作品「21世紀のこの荒野に」はOKIの代表的なシリーズとして広く認知されている。
同時に、OKIの作品では作品の中に鮮やかなネオンカラーを取り入れているという点も特徴的だ。

そんなOKIによる今回の個展“THIS MOMENT”は、タイトル通り、今この瞬間に描きたいと思うものを描くために実直にキャンバスと向き合い、絵を描き続けられることの“喜び”と慣れ親しんだ福岡を離れ、東京でアーティストとして生きていく“覚悟”が込められた作品群が並ぶ。
またOKIと親交のある、世界各地に点在する出処不明な東洋文化への想いをドープに解釈し、サンプリングとプリンティングによって表現するグラフィックユニットZONSHANGとの共作も発表されるとのこと。
OKI KENICHIの新境地であり、同時にニューフェーズを告げる本展は4月12日（金）より高田馬場のケーススタディスタジオBaBaBaで開催。
OKIのファンはもちろん、彼の作品を生で観たことがない人は必ず足を運んでいただきたい。