ART 2019.09.24

折り紙の展開図を元に絵画を描く、小牟田悠介の個展「space | aspec」

photo by Nobutada Omote
EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

今年6月に馬喰町にオープンしたギャラリー、PARCELにおいて小牟田悠介の個展「space | aspec」が開催中だ。

小牟田悠介は、2013年にSCAI THE BATHHOUSEにて個展「Color Unfolds」を開催したのをはじめ、同ギャラリーから世界各国のアートフェアにも出品しており、国際的な活躍が期待されるアーティスト。折り紙で作られた飛行機や鶴、その折り線の展開図を元に幾何学模様の絵画を描いたシリーズを代表的な作品群としている。

photo by Nobutada Omote

photo by Nobutada Omote

シンメトリーに展開する幾何学模様、色と形のバランスの絶妙な配色、そしてグラデーションや掠れが作り出す微妙なニュアンス。シンプルな色面構成でありながら、高度に計算された構図と配色が絵画の中に多様な空間と動きを生み出している。ミニマムかつソリッドな表現の中に、絵画の持つ空間表現の多様性を見ることができる。

今回は、小牟田が近年制作しているシリーズ、鏡面ステンレス板に折り紙の展開図を刻印する作品も発表予定。また、今回の個展にあたり「具体的に話す、抽象絵画」を題材に、同世代の抽象絵画を製作するアーティストたちとのトークセッションも開催される。

INFORMATION

space | aspec
Yusuke Komuta / 小牟田悠介

会期:2019年9月21日(土) – 10月31日(木)
会場:PARCEL(東京都中央区日本橋馬喰町 2-2-1, DDD 1F)

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