FASHION 2021.09.30

Report: VERDY×MAROのコラボレーションポップアップショップとロードムービー”MINOR AT HEART”について

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

9月25日(土)に渋谷PARCO 1F POP UP SPACEで開催されたVERDY×MAROのコラボレーションポップアップショップの模様を写真とVERDYのコメントで振り返る。
このポップアップショップで展開されたのは、VERDY×MAROの限定BOX(シャンプー+フェイスタオルセット)とオリジナルバスタオル、2枚組のオリジナルステッカー。VERDYが今回のコラボレーションのために描き下ろしたオリジナルキャラクターを使用したグッズが会場を賑わせた。

また、発表されていなかったが、Wasted Youthのプロダクトや、キャラクターのVickのフィギュアが置かれていたのも来場者にとっては嬉しいサプライズ。事前抽選で当選を獲得した来場者が笑顔でアイテムを手にしていた。


MAROは製品やクリエイティブを通じて世界の人々に新たな価値を提供する株式会社ネイチャーラボが展開するメンズケアブランドであり、展開されたのはシャンプーやタオルなど。今回のプロジェクトはどのように進行したのだろう。以下、VERDY自身のコメントを交えながらレポートしていく。

「何かブランドや企業とコラボレーションする際に、自分や周りにいる友人、スケーターが着たいものや使いたいものを手掛けたいという思いが前提において、物を作ることが多いです。その中で、(メンズケアブランドは)これまであまりコラボしたことがことがないジャンルだったんですが、仲の良いスケーターとツアーに行くときのことを考えると、シャンプーがあれば、スケーターのみんながより快適な時間を過ごせるなと思ったんですよ」。

VERDYが”スケートツアー”に言及しているのは、今回のコラボレーションに際して、ロードムービー『MINOR AT HEART』が制作されたことに起因している。
本ムービーはVERDYが監修し、映像作家のMINORxU氏が監督を務めた。スケーターたち(クーパーデルバート隆雄、 馬場亮太、星野勇大、森一成、 諸橋直哉、吉岡賢人)が郊外のストリートを巡るツアーを計画し、その様子を収めたドキュメンタリー映像になっている。『MINOR AT HEART』は以下よりチェックしてほしい。冒頭に吉岡賢人のモヒカンをシャンプーまみれにしているのだが、そのシャンプーが今回のMAROのものだ。

「今回のコラボレーションに関しては、ロードムービー『MINOR AT HEART』の制作も非常に重要な要素でした。監督をお願いしたMINORxUさんは昔からの知り合いで、長い間お世話になっている人なんです。サウンドデザインに関しては、今、僕が注目しているバンドのゆうらん船に直接連絡して引き受けてくれたんですが、個人的にすごく嬉しいことでした。これまではパンクやHIPHOPなどの音楽をムービーに使うことが多かったので、これまでと雰囲気が異なる映像になったのも刺激的だったし新鮮なことでしたね」。

ロードムービー『MINOR AT HEART』では「何かを始めるとき、何かを初めて見たときのワクワク」「興奮とは違う、ゆったりと流れる時間の中で密かに訪れる光」をテーマに、ユースのノスタルジアが描かれているが、そこにゆうらん船の音楽が巧みに絡み合い、情緒ある映像に仕上がっている。今回のポップアップイベントでは、渋谷パルコの8F、WHITE CINE QUINTで関係者に向けた試写会が行われた。会場の模様は下記の通り。

さて、そういった多角的な展開となった今回のコラボレーション。実際に描かれたオリジナルキャラクターはどのように作られたのかをVERDYに聞く。

「いつもそうなんですが、”自分が作るならどんなデザインがいいか”という考えを念頭において作っていきました。キャラクターはこれまでにもデザインしてきましたけど、色々描いた結果、猫のキャラクターになっていきましたね。最初は泡だけのキャラクターだったんですよ。それが、シャンプーで泡だらけになっている猫へと変わっていったんです」。

MAROの世間的なイメージに寄せてクリエイションを行うのではなく、自分らしさを反映させてデザインを行うとどういう表現になるのか、それを考えて物作りを行った結果が今回のオリジナルキャラクターに繋がっている。
今回のプロジェクトでMAROに興味を持った人は、他の商品をチェックしてみてもいいかもしれない。あらゆる種類のケア用品が展開されているので、きっと求めているものがあるはずだ。

INFORMATION

MARO

https://www.maro-men.jp/

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