FASHION 2018.01.22

マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン。ジャズの追憶とNICHOLAS DALEYの2018年秋冬コレクション。

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ロンドンを拠点とするブランド「NICHOLAS DALEY」がBritish Fashion Councilによる若手デザイナー支援プログラムNEWGENのサポートのもと、
London Fashion Weekにてツイードとジャズカルチャーをフィーチャーしたコレクション’RED CRAY’を発表した。

今シーズン、NICHOLAS DALEYはスコットランドのシェットランドの農夫を写した写真と、その100年後に撮影されたジャズトランペット奏者「Miles Davis」の写真からコレクション制作をスタート。2枚の異なる時代の写真を結びつけたのはツイードのベイカーボーイハット。これまでも自身のルーツであるスコットランドの素材をリサーチし、デザインへと反映させてきたデザイナーがツイードとジャズカルチャーを掘り下げたコレクションを制作。

様々なアイテムで使用したヘリンボーンツイードはスコットランドのLovat社に依頼したオリジナルの素材。今シーズンのコレクションに欠かすことのできないヘッドウェアは全てChristy’sによるものだ。
ブランドとして初めて展開するフットウェアはGeorge Coxとのコラボレーションによるもので2型展開する。

歴史ある企業、ブランドと現代的なアイテムを制作する手法は、現代のコンテンポラリージャズの在り方とも共鳴する。’RED CLAY’はデザイナーが長年にわたり影響を受けてきた「Freddie Hubbard」が1970年に発表したソウル/ジャズのフュージョンアルバムのタイトル。
「Miles Davis」、「John Coltrane」といったアーティストもまた今シーズンのインスピレーションソースとなっており、「Blue Note」のレコードスリーブはスコットランドのニットメーカーWilliam Lockieと制作したニットのカラーパレットに反映された。

また、London Fashion Week Mensではプレゼンテーション形式でコレクションを発表し、ジャズバンドのライブが大きな話題となった。

INFORMATION

NICHOLAS DALEY
http://www.nicholasdaley.net/

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