FASHION 2019.11.15

[Report]生誕30周年を迎えたデニムブランド、G-Star RAWのイノベーションに注目

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

1989年にオランダ・アムステルダムにて誕生し、今年でちょうど30周年を迎えるデニムブランド、G-Star RAW。

ストーンウォッシュが主流だった1996年に未加工のジーンズを発表し、特殊な防縮加工を施すことで誕生した、ねじれない、縮まないG-Star RAWの「生デニム(RAWデニム、リジッドデニム)」は名作として世代を超えて愛され続けている。

そんな同ブランドのコンセプトである「オーセンティック」、「クラフトマンシップ」、「イノベーティブ」、「サスティナブル」を体現したイベントが、去る10月25日に表参道ヒルズにて開催された。

まず登場したのは、日本特有の精神性をアブストラクトな線で描く、気鋭のアーティストJUN INOUE。サスティナブルをテーマに、日本の伝統である書道にグラフィックとDJを掛け合わせた、イノベーティブなライブパフォーマンスで観客を魅了した。

G-Star RAWは、2018年の春夏にデニムブランドとして初めてグローバル環境認証である「クレイドル トゥ クレイドル(C2C認証)」でゴールド認証を得た、”最もサスティナブルなジーンズ”を発表。2020年までに商品や生産過程で使われる有害化学物質の排出量をゼロにすることを目標にしている。

続いて、徳田 耕太郎(フリースタイルフットボール)、池田 貴広(BMX)、大野 愛地(ブレイクダンス)ら、エクストリームスポーツの第一線で活躍する面々が、テクニカルでありながら豪快なパフォーマンスを披露。「生デニム(RAWデニム、リジッドデニム)」の立体裁断の動きやすさや穿き心地を表現、迫力ある技の連続に観客は息を呑んだ。

G-Star RAWのデニムは、3D(立体裁断)デザインによりフィット感を大幅に向上させ、動きやすさと丈夫さを両立しているほか、抜群の穿き心地を提供するための素材開発など常に革新的な取り組みを実施。オーセンティックでありながら、卓越した職人たちの探究心によりアップデートされ続けている。

オランダ本社のアーカイブルームに保管されている世界各国の古着や制服、作業服や工業製品など約23,000点にも及ぶ膨大なアーカイブからインスピレーションを受けてデザインされている同ブランドのデニムたち。

伝統を大切にしながらも、人と地球に配慮したデザインと透明性のある生産方法で、イノベーションを追求し続けるG-Star RAWの取り組みに今後も要注目だ。

INFORMATION

G-Star RAW

ジースター インターナショナル
03-6890-5620
https://www.g-star.com/ja_jp

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