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『Agate』
20019.1.30 配信限定リリース
以下リンクよりプレオーダー開始中
https://lnk.to/Agate
http://wearebindividual.com/
@bindividual_records
@blackboboi
気づけばテン年代、最後の年。音楽シーンを振り返ってみてもいくつもの潮流/トピックスがあって、そろそろ総括もしたくなってくる頃だけどそれよりも“これから”に目を向けたい。「未来は過去のなかにある」とも言うけれど、いやだからこそ未来を見据えることが結果、過去(やそこに横たわる文脈)を知れることにもつながるんじゃなかろうか。ということで、本特集「Breakthrough Music for 2019」では、来たる2020年代に向けて、EYESCREAMが追いかけていきたいホットな新世代たちにフォーカス。その音楽や存在そのものでもって、今という時代をブレイクスルーしていくミュージシャンの動向から、2019年とその先を眺めていくことにしよう。
LtoRーermhoi・Julia Shortreed・小林うてな
2018年6月、所属レーベル[BINDIVIDUAL]のローンチと共に、シングル「Sleepwalk」、「Between Us 2」を提げ“彗星の如く”活動を開始した3人組女性バンド[Black Boboi]。「最初はそれぞれのEPを持ち寄って1枚のコンピとして出す予定でしたが、試しに三人で作ってみたら意外にしっくりきて。じゃぁ、バンドとしてやってみようって」(小林うてな)。無数の音色が重なり合い幻想的な世界観を描く彼女たちの楽曲、その才能は今、じわじわと各界を席巻している。
ー撮影での三人の息のあった動きが印象的でした。なんだか皆さん雰囲気が似ていますよね。
Julia Shortreed(以下、ジュリア):嬉しいです! 昨年は、ほぼ毎日うーちゃん(小林うてな)とホイちゃん(エルムホイ)と一緒に時間を過ごしたので、恋人が二人できましたって感じ。運命共同体ですね。
ermhoi(以下、エルムホイ):まあ私も髪をバッサリ切ったから、三人ともショートになっちゃったしね(笑)。一緒に過ごした分、似てきたのかも。
小林うてな(以下、うてな):ライブの前後もライブ中の余白も含め、三人での活動はやっぱり全部が楽しくて、心強いです。
ー三人での制作活動はいかがですか?
うてな:個人的に意識しているのは、ソロを超えること。Black Boboiの個性で曲を進化させる。誰かがベースとなるトラックを持ってくると、その人のカラーが強く出たままだから、それをどう味付けしていくか。
エルムホイ:その作業がすごく面白いよね。私は好きな音楽の幅が広すぎて、あれもこれも全部入れ込もうとしていたのがソロ。でもBoboiとしての空気やストーリーの中で音楽を作ると、ソロとはまた違う感覚が自分の中に芽生えてきて、それは新しい発見でした。
ジュリア:私は一人になると結構緩いので(笑)すぐ、OK! ってなりがちだけど、うーちゃんは、“大衆に向けて”を意識しているから、よりストイックになる。みんなが気持ち良かったり、好きだと思えるクオリティーまで曲を持っていくことがBoboiとして大切で、ソロとは違うところかな。
うてな:私の口癖が「もうちょいいける」だから(笑)。
エルムホイ:3人の中では、うーちゃんが一番そういうところを持ち上げてくれる。「まだいける、まだいける」って。妥協なしのうーちゃんが「よし」ってなると、私たちも「きたきた!」って。
うてな:私は色んな音楽のジャンルを巡りに巡った結果、今はいわゆる俗っぽいリスナーで。ヒットチューンばっかり聴いているから、“大衆に向けて”をどうしても意識しちゃいます。
ーなんだか意外な気がします! 最近よく聴いているヒットチューンは何ですか?
うてな:今年はブラックピンクにドはまりしました。基本的にEDM系のチャラっとしたのばっかり聴いていますね。完成度が高すぎてもはや(自身の楽曲制作への)参考にもならないですが、そういったお金のかけられているリッチな音が好きで。DJ スネークとジャスティン・ビーバーのコラボ曲「Let Me Love You」は2016年にリリースされた曲だけど、その当時から今でもずっと聴けるし、MVもめちゃくちゃ面白い。耳に気持ちいい曲だなと思います。 このあいだデヴィッド・ゲッタが来日していたときは幕張メッセまで見に行きました。音楽はエンターテイメントなんだって教えてくれたのがEDM。逆に難しい音楽が聴けなくなりました。なんか疲れるし、わかんねーや! ってなる。今はBoboiとして、いわゆる流行りの曲を作っているわけではないけれど、そこからの影響で、私も何かお土産残したいなって思う。聴いてくれた人が「あ〜っ」って納得するような。
ジュリア:“お土産づくり”は家訓だね。“Boboiでは何がしたいのか”が大事。好きなことはソロで発散しているから、ぶつからないのかも。
ー曲作りではうてなさんが引っ張り役とのことですが、プライベートではいかがですか?
ジュリア:やっぱうーちゃんが長女だよね。
うてな:え〜絶対違う!
ジュリア:普段は一番少年であって少女でもあるけど、大事なときにまとめてくれる。うーちゃんが言ったら納得してしまう。制作活動もそうだけど、プライベートでもそれは言えますね。
うてな:二人の意見をまとめているだけで、決して先導しているわけではないです。意見は全部一度聞きたいなと。
エルムホイ:三人ともしっかり意見は言うタイプですが、私たち二人が自由すぎて脱線したときも、うーちゃんがしっかり舵取りしてくれる。
うてな:逆にそれが二人のすごいところだとも思っていて。めちゃくちゃ自由なことを発言されるので(笑)、私はそれがアーティストなんやなって思っています。自分には持ってないところだから、そことうまく付き合っていければ。
ジュリア:自由に発言できる関係性と、女同士の楽しさ、それに向き合ってくれる男らしさを兼ね備えた二人ですね。
うてな:曲作りに慣れてきたらバンド内においても自分の個は出てくるから、今後揉めることはきっとあると思う。でもそれを乗り越えるのがバンド。来るもの拒まず! 根底にある思想はみんな一緒のはずだから、分かち合えるんだと思います。
ー音楽シーンに止まらず、アートやファッションなど多岐に渡ってご活躍されている皆さんが、最近注目していることはなんですか?
うてな:注目しているというか、めちゃめちゃはまっているのが、冬の窓の結露取り。
一同:爆笑
うてな:ケルヒャーという専用の機械でウィーンって。強いて言えば、ケルヒャーに大注目ですね。
ーうてなさんは綺麗好きなんですね!
ジュリア:そう! 制作活動の拠点がうーちゃん家なんですけど、いつ家に行っても綺麗!
うてな:全然そんなことないですが、家によく人が来てくれるから綺麗にしているのもあります。あとは、ユーチューバー大好きですね。ずっと好きなのは、はじめしゃちょーで、あとは大食い系も。音楽聴くツールもユーチューブなので、ユーチューブなしでは生活できない。
ジュリア:私なんだろう……。Netflixとかかな。「マニアック」がオススメ。
エルムホイ:「グッド・プレイス」もめちゃくちゃ面白い! 私は、犯罪系のドキュメンタリーやサイコスリラー系を永遠見てるかな。なんかもっとかっこいい回答をしたかった(笑)。
うてな:怖いのは苦手だな。二人がサイコスリラー見てるときに私は結露取りしてます。
エルムホイ:それが一番怖い(笑)。
ー2019年の展望を教えてください。
エルムホイ:もっと曲作りたいですね。すでにやりたい方向性は個人的にあるので、そういうのをちゃんと形にできるように。
ジュリア:今は活動拠点が東京だけど、アルバムを出すのでもっと日本全国の人が聴いてくれるように少し旅ができたらいいなって思うのと、あわよくば海外も。ベルリン、ロンドンあたり……。
うてな・エルムホイ:行きたい……。
ジュリア:レーベルの人もみんなで一緒に海外旅行しながらライブができれば最高です!
うてな:とりあえず1月30日にアルバムを出すので、その反応を見たいところ。
エルムホイ:『Agate』というタイトルなんですが、メノウという鉱石の一種が由来です。東急ハンズをうろちょろしているときに、メノウと出会いました。
うてな:“人と人との結びつき”みたいな意味があって。このアルバムがお守りみたいな存在になればいいなと。
ジュリア:あとは、「ア・ゲート」で入り口という意味にも取ることができるので、Black Boboiとしてのファースト・アルバムにちなんで、「ここが入り口」的な。ちなみに私は鉱石マニアで、昔からこれだ! ってものに出会うと石や図鑑を買い集めています。ボーと鉱石を眺めて浸ってる時間が好きです。ちなみに手作りキットもあるから、今年はそれで作った鉱石を物販しよう。MC中にオークションとかやってね(笑)。
うてな:アーティストらしい自由な発言が出ちゃいましたが(笑)、それが2019年度はじまりの予定で、その先の具体的な目標としては、とにかく楽しく!
ジュリア:それが一番! 三人でたくさん楽しいことをやっていきたいです。
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20019.1.30 配信限定リリース
以下リンクよりプレオーダー開始中
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http://wearebindividual.com/
@bindividual_records
@blackboboi
[Breakthrough Music for 2019]
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