インナー・シティー・ブルース シーズン2長谷川町蔵 著第二話:チェンジズ 目黒通り編

毎回、東京のある街をテーマに物語が展開する長谷川町蔵の連作短編シリーズ「インナー・シティ・ブルース」。オリンピックイヤーを目前に、待望のシーズン2が新たな登場人物たちを迎えてついにスタート!

【あらすじ】
目黒通り沿いに並ぶ輸入家具店にやってきた長崎航(わたる)とその妻・奈美、息子・舷(げん)。店に着いたはいいが、インテリアの相談をしたいと思っていた店長はランチ休みで30分ほど不在にしているらしい。待ち時間に耐えられない航は、目黒通りの反対側に立つ、目黒寄生虫館で暇つぶしをしようと家族にもちかける。最初は気味悪がっていた妻と息子も次第に引き寄せられていくのだが……。

 「ごめんなさい、いまランチ休みに出ちゃったばっかりでー」
 金髪ボブの女子店員が、本当は謝罪する気ゼロの気の抜けた声で謝った。
 「店長さんはいつ戻るの?」
 長崎奈美が尋ねる。
 「30分くらいすれば帰ってくると思うんですけどー」
 夫の長崎航(わたる)が「ほーら、お前に任せていたからこうなった」という表情をした。
 「ここじゃそんなに待てないぞ」
 そこは目黒通り沿いに並ぶ輸入家具店の中でも小さめのショップで、売り場にはファブリック張りのソファやカラフルなプラスチックのチェアがひしめいていた。落ち着いて人を待てるようなスペースはない。
 「でもネットで見た以上に素敵だわ。さすがスウェーデン製よね」
 奈美は傍にあるローカップボードに目をやった。赤味がかったブラウンのチーク材で作られたカップボードは、細いスチールの4本の短い脚で支えられていて、フロント部は横5列に同じ大きさの正方形で分割されていた。両端は開き戸に、中央の3列はそれぞれ3段の引き出しになっている。
 「たしかに格好いいけどさ。テレビ台にするには幅が広すぎるんじゃないか?」
 「話したでしょ? この真ん中の3列ある部分を2列に減らせば、ぴったりの寸法になるって。ここの店長は日本のサイズに合わせてリメイクしてくれるので有名だから、打ち合わせのためにわざわざここまで来たんじゃない」
 ふたりの傍に立っていた長崎舷(げん)は、23歳にもなって親の家具選びに付き合ったことを後悔していた。しかも父親はオーバーサイズの水色のポロシャツを襟を立てて着ているし、母親は先月号の「STORY」のページのコーディネートを丸ごとコピーした服装をしている。「罰ゲームかよ」彼は心の中で呟いた。
 ふと航はひらめいた顔をすると、何も言わずに店の外に出てしまった。奈美と舷は慌てる表情ひとつせずについていく。いつもこの調子だから慣れっこなのだ。初夏の午後だというのに、空には雲が垂れ込めていて肌寒い天気だった。
 「時間を潰すのにちょうどいい場所があるのを思い出したんだ」
 「どこのカフェ?」
 「カフェ? さっきアトレで飯を食ったときにさんざん飲んだだろう? あそこだよ」
 航は目黒通りの反対側に立つ何の変哲もないグレーのタイル張りのビルを指差した。
 「あそこだよ、目黒寄生虫館」
 「なに、それ。気持ち悪い名前」
 「ひとりの博士が一生をかけて集めた寄生虫を展示しているんだ。世界唯一の博物館として有名なんだぜ」
 「いやよ、そんなところ」
 「日曜の午後に目黒通りのカフェの席が空いているわけないだろう。ほら、行こう」
 言い終わるかどうかのタイミングで航が通りを渡りはじめたので、奈美と舷は仕方なくついていった。
 階段を登ると三人は目黒寄生虫館のエントランスに入った。入場は無料なので受付の係員はいない。たまたまなのか他に来場客もいなかった。
 奈美は拍子抜けした。禍々しい空間を想像していたのに、館内はこじんまりとしていて明るかったからだ。15畳ほどの空間の両辺と中央には腰高のガラスケースが並べられていて、ケースの中にはさらに小さなガラス瓶が並べられている。ひとつひとつのガラス瓶の中には目を凝らさないとよく見えない小さな物体がホルマリン漬けになって保管されていた。
 「ほーら、面白いだろ」
 航が話しかけても、舷は黙ったままだったが、心の中では感心していた。
 これまで彼は、寄生虫はすべて病原菌か何かだと思っていた。だが展示によると、寄生虫の多くはもともと自由生活性のある生物、つまり自由に活動する生命体だったらしい。それが宿主に寄生して生きていくことを選び、宿主の進化に併せて自らも進化してきたというのだ。その種類は宿主の種類よりも多いらしい。
 「2階にも展示があるから行こう」
 航が急かしたので、奈美と舷も階段を登っていった。そこには「人体に関わる寄生虫」という看板が掲げられ、マラリア原虫や赤痢アメーバといった有名なものから、ウェステルマン肺吸虫やマンソン裂頭条虫といった聞いたことがないものまで、様々な寄生虫が集められていた。
 航がパネルのひとつを見て声をあげて笑ったので舷が見にいくと、巨大な陰嚢をぶらさげた男のモノクロ写真が展示されていた。バンクロフト糸状虫が蚊を介して人間のリンパ管に寄生すると、こうした症状が現れるのだという。
 今度は奈美が小さな悲鳴をあげた。そこには天井の高さいっぱいの巨大なガラスケースの中に、長いホース状の白い物体が幾重にも折り畳められて収まっていた。
 「8.8メートルのサナダムシ。実際に人体の中から発見されたんだって」
 奈美は舷に話しかけた。舷は、自分の体内にこの巨大なサナダムシが棲みついたシチュエーションをあれこれ想像してみた。そして頭の中で「ありえないよ。こんな虫が長い間、腸の中に入っていて、何も感じないなんて」と呟いた。
 「それを悟らせないのが、われわれ寄生虫のテクニックなんですよ」
 とつぜん父でも母でもない深みのある声が館内に響き渡った。その声が合図になったのか、館内には火災報知器が鳴り響き、すべての窓にはシャッターが自動で下りていく。階段への出入り口にも防火扉が閉まり、あたりは真っ暗になってしまった。
 「何なんだ。これ?」「火事でも起きたの?」
 パニック状態の航と奈美を制止するかのように、ガラスケースに静かに間接照明が灯った。いちばん大きなガラスケースがサナダムシなので、三人の目は自然とそちらにむかう。巨大サナダムシがガラスケースの中でムズムズ動き始めた。
 「……私は、あなたたちの心の中に直接語りかけています。長崎航さん、奈美さん、そして舷くん」
 「おい、悪い冗談はやめろ!」
 憤る航を、別の声が笑いながら冷やかした。
 「見ず知らずの人間の名前を分かるなんて、テレパシーじゃないと無理って何で考えないのかなあー。やっぱり人間ってバカだよな」
 声がする方角を見るとエキノコックスが収められた瓶が小刻みに光を放っている。
 「エキノコックス、茶化さないの。こんな事をわたしたちが出来るなんて普通の人間は知らないもの」
 また違う声が背中越しに聞こえたので、振り返るとそこにはアニサキスの瓶がゆらゆらと揺れていた。
 「寄生虫にテレパシーが使えるわけないだろ。そもそも脳みそなんて殆ど無いじゃないか」
 キレる航に、サナダムシとエキノコックスとアニサキスがレクチャーを始めた。
 「我々は体の自由があまり利かない分、神経をフル活用してテレパシーでコミュニケーションが取れるのですよ。あなたがた人間の脳は面積こそ大きいかもしれませんが、実際に使っているのは前頭葉のほんのちょっとの部分だけですからね」
 「人間が考え事をすると、前頭葉が動いて電気的な信号が宙に放たれるんだ。俺たちはその信号を捉えて、同じ信号で返してやっているってわけ」
 「博士も最初はビックリしていたわ。でも真実を知って、私たちの能力を研究しようと私財を投げ打ってこの施設を作ったの」
 奈美が恐る恐る尋ねる。
 「でも博士しか知らなかった秘密なんですよね。なんで私たちに教えてくれるの?」
 サナダムシとエキノコックスとアニサキスが答える。
 「我々もこの能力は明かしたくはなかったんですよ。人間は自分のほかに知性を持つ生命体がいると僻みますからね。絶滅させられたらたまらない」
 「そこで博士と取引して許可を得たんだ。俺たちも人間のことを研究したい。だからこの施設に居続けてやる代わりに、気に入った人間の前頭葉電波に寄生する権利をね」
 「エキノコックス、それじゃあ何を話しているかがわかりにくいわ。えーと要は人間の記憶と意識を頂くってことね」
 航が震えた声で訊ねた。
 「頂く……って、あげた方の人間は一体どうなっちゃうんだよ?」
 「前頭葉電波のパターンはそっくり我々のうちの誰かの神経に移管されます。代わりに人間の方は脳波が止まってしまいますが」
 「でも俺たちの体に引っ越せば、悩みってやつ? あれからは完全に解放されるんだ。もっとも資格がない奴には、やってあげられないけどね」
 「だから寄生虫になるに相応しい資格を持つ方が来ると、移管の儀式のために今みたいに館内を一時的に閉鎖状態にするんです」
 航は舷をちらっと見たあと、顔をこわばらせて寄生虫たちにむかって叫んだ。
 「息子はお前たちには渡さんぞ!」
 虫たちは一瞬、動きを止めると、体を揺らしながら笑い出した。
 「随分、子煩悩な父親ですな。だが残念ながら舷くんにはその資格はありませんな。ひょっとして大学の成績が最悪で就活にも失敗して以来、引きこもりがちだから、寄生虫に相応しいと思われたんですか?」
 「1階の展示パネルにも書いてあっただろ? 俺たちの中には中間宿主の体内で育って、成虫になると終宿主を探す奴がいるって。生まれたときは自分じゃ何もやらない人間は、さしずめ中間宿主の体内で育ったあと自由生活性に変化する生き物なわけ。だから中間宿主のもとにいる期間が多少長いくらいで、俺は寄生虫だなんて自惚れられても困るんだよねー」
 「キツイことを言わなきゃいけなくて舷くんには申し訳ないんだけど。所詮は大学の学部選択を間違えただけのレベルなのよ。素質的には理系人間なのに父親の勧めで経済学部に通ったから勉強も就活も身が入らなかっただけでしょ。それではとても寄生虫とは言えないわ。専門学校でプログラミングかなんかを勉強したら、すぐに自由生活性に堕落してしまいそう」
 「図星じゃん」舷はそんな言葉を口には発さなかったものの、彼に対する両親の理解レベルを一瞬で超えてみせた寄生虫たちの知性に感嘆した。
 突然、奈美が床に座り込むと、泣きだした。
 「イヤ! わたしは虫になるなんて絶対イヤよ!」
 サナダムシとエキノコックスとアニサキスがたしなめるように彼女に語りかける。
 「奈美さん、もしかして自分は専業主婦だから寄生虫の資格があるなんて思ったのですか?」
 「甘ちゃんだなあ。2018年の日本政府の報告書によると、家事労働は時給1450円もするっていうじゃないか」
 「家事労働は休日無しだから8時間労働に換算すれば423万円にもなるわ。そんな額を稼いでおいて寄生虫の名を語る資格は無いわ」
 奈美は泣き止まなかった。
 「でも私、8時間なんか働いてない。しょっちゅう遊んでいるもの。この前なんかエシレのバターを買うためだけに早朝、丸の内まで行ってお店に並んだし。しかもそのあと1500円する紅茶も飲んじゃった」
 オフィスがすぐそばの場所にある航はむっとしている。奈美は彼にすがるような口調で話しかけた。
 「あなたに謝らなきゃ。さっき見たローカップボード、真ん中の3列の部分を1列減らせば寸法がぴったりになるって言ったでしょう? 実はね、あの部分が2列になっている寸法もぴったりのカップボードが1/3くらいの値段でニトリで売っているの。でも友達に『ニトリだ』って思われるのがどうしてもイヤだったのよ!」
 「なんだと?」
 サナダムシとエキノコックスとアニサキスは一瞬感心したような素振りを見せたが、すぐに落ち着きを取り戻した。
 「我々の仲間にどうしてもなりたいというお気持ちは分かりますが、それには応えられませんな」
 「あんたはさ、本当は働きたいのに、旦那のプライドを満たすために無理やり働いていないだけだろ。俺たちと同レベルとは到底言えないなー」
 「残念ながらエキノコックスと同じ意見だわ。そもそもあなた、航さんより偏差値が高い大学に通っていたじゃない。いよいよ生活が追いつめられたら、バリバリ働き出してしまいそう」
 航はほっとした表情をした。
 「じゃあ二人とも入会資格はないってことか。さっさと俺たちを解放してくれよ」
 サナダムシとエキノコックスとアニサキスが狂ったように笑い出した。
 「またまたご謙遜を!」
 「チョーウケるー」
 「航さん、もちろんあなたが寄生虫に決まっているじゃない」
 「俺が寄生虫? バカ言うな。俺は第一昭和建設工業の営業次長だぞ!」
 「確かになかなかの会社にお勤めだが、そもそも親会社の第一機械工業で専務をやられていたあなたの伯父、空津海舟さんのコネ入社じゃないですか。バブル時代で就職先をほかにも選べたのに、わざわざコネ入社を選ぶとは見上げたもんですよ」
 「お前らは見たことがないと思うけどな。俺は入社以来、日本の重要な施設を次々と手掛けてきたんだよ。来年開催される東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムの新国立競技場。あれにも俺は計画段階から絡んでいるんだ」
 サナダムシとエキノコックスとアニサキスの笑いは止まらない。
 「まさにそこですよ、あなたの寄生虫になりうる資格は。聞いたところによるとあのスタジアムは建設費が1569億円、維持管理費は年間24億円もするそうじゃないですか? 毎日サッカーの日本代表チームの試合やTWICEのライブが開かれるならともかく、膨大な営業赤字が蓄積していくんでしょうなあ」
 「今の日本の社会情勢を考えれば、税金で赤字を補填するなら保育施設や老人ホームを作るのが普通なのに、あえてのスタジアム! クールだよ」
 「あなたの功績はそれだけじゃないわ。誰も渡らない鉄橋や高速道路、僻地に立つ記念館、そして原子力発電所。日本の財政を悪化させるだけのものばかりを長年作り続けてきたんだから」
 航は、額から汗を流しながら身振り手振りで虫たちに抗弁した。
 「もし俺を寄生虫だって言うなら、公共事業に関わる日本人はみんな寄生虫ってことになるじゃないか。それにこうした方針は別に俺が決めたわけじゃない。入社したときからそうだったんだから!」
 「もっと自信を持ってください。我々は知っているんですよ。あなたがいつも下請けに使っている会社とのご関係を」
 「見積もりをわざと高めに出させて、会社の決裁を取ったあとに差額を顧問料としてダミー会社にキックバックさせているんだよな」
 「尊敬の念しかないわ。国民全体の血税に寄生した上で下請企業にも寄生するなんて、私たちでも考えつかない妙案だもの」
 「嘘でしょ?」
 血相を変えて奈美につめ寄られて、力なく垂らされた航の手首に巻かれた時計がパテックフィリップだったのを確認した舷は、虫たちが嘘をついていないことを理解した。
 「それでは移管の儀式に移りますかな」
 サナダムシが呼び掛けると、館内にある無数のガラス瓶から歓声が湧き上がった。いつしか歓声は途切れのない音となり、その音はどんどん音階をあげていく。奈美も航も不快感を覚えただけだったが、航は耳を塞いでワナワナと震えている。やがて音が沸騰したケトルのような音になると彼は膝から崩れ落ちて倒れ込んでしまった。
 すると物陰から係員らしき男が現れた。よく見ると創立者の博士に風貌が似ている。彼は航の足首を両手で掴むとあっという間に物陰に引きずりこんで消えてしまった。奈美が物陰に向かって叫んだ。
 「あなたー!」
 「……俺はこっちだ」
 彼女がふと傍を見ると、ガラス瓶の中から甲高い声がした。瓶には「回虫」と書かれている。
 「本当に虫になっている……」
 「どうやらそうみたいだな」
 「私がサナダムシさんたちに元に戻してもらうようにお願いするから、しばらく我慢して」
 「いや、もうこのままでいい」
 「えっ?」
 「さっきエキノコックスが言った通りだった。悩みが綺麗さっぱりなくなったんだ」
 「でもおかしいわよ。そんな姿じゃ」
 「お前は忘れたかもしれないけど、プロポーズのとき言ったろ。俺は第一昭和建設工業の社長になる男だからついてこいって。でも海舟伯父さんが会社から追い出されたことで、社長はおろか重役になるチャンスも無くしてしまった。だからせめて金がほしいって思ったんだ。でもキックバックの件がもしバレたらどうする? 会社はクビになるし、お前たちからも軽蔑されるって長いこと悩んでいたんだ。でもそんなこと、どうでも良くなった。俺はここでのんびり暮らすから、お前たちは帰ってくれ。たまには会いに来てくれよ。まあ、この調子だとお前たちの思い出もじきに忘れちゃいそうだけどな、ハハハ……」
 回虫の声は次第に不明瞭な濁音になり、やがて消えていった。
 気がつくと、窓のシャッターはあがっていて、館内は元通りになっていた。展示室には家族連れやカップルが続々と入ってくる。奈美と舷は顔を見合わせた。
 「ママ、これからどうする?」
 舷が今日はじめて言葉を発した。
 「とりあえずもう時間だから、カップボードの打ち合わせに行きましょう」
 母子は階段を下りて館外に出ると、目黒通りを渡って輸入家具店へと戻った。店長は親切かつプロフェッショナルな人で、打ち合わせはあっという間に終わった。
 奈美と舷が家具店の外に出ると重苦しい雲はどこかへと消え、暖かい日がさんさんと差し込んでいた。目黒駅への帰り、ふたりは坂道をのぼりながら、これから先のことをあれこれと語り合った。


『インナー・シティ・ブルース』発売記念・長谷川町蔵1万字インタビュー:前編
『インナー・シティ・ブルース』発売記念・長谷川町蔵1万字インタビュー:後編

PROFILE

長谷川町蔵

文筆業。最新刊は大和田俊之氏との共著『文化系のためのヒップホップ入門3』。ほかに『サ・ン・ト・ランド サウンドトラックで観る映画』、『あたしたちの未来はきっと』など。

https://machizo3000.blogspot.jp/
Twitter : @machizo3000

『インナー・シティ・ブルース』
Inner City Blues : The Kakoima Sisters

2019年3月28日(木)発売
本体 1,600+税

著者:長谷川町蔵
体裁:四六判 224 ページ 並製
ISBN: 978-4-909087-39-3
発行:スペースシャワーネットワーク