[PORTRAITS of SKATEBOARDING] 018. Canal New York(Esteban Jefferson, Johnny Ngan)

来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。

EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。

PORTRAITS.018 / Canal New York(Esteban Jefferson, Johnny Ngan)
「常に挑戦しながらも個性を主張できるところが好き」

2014年にスタートし翌年は日本のファッションシーンでもスモールスケートブランドの代表格として浸透したキャナル。NYのユーススケーターはスタイリッシュ。そんな印象を彼らから感じた。それから約5年。今のスケートシーンに何を見るか。

-NYスケートシーンを振り返ったとき、どんなことが思い出される?

Esteban:1989年生まれだけど、ZOO YORKの『Mixtape』はスケートビデオのクラシック作品だから好きだな。でも、今のNYは当時と全然違って安全だし規制も色々あるから、その環境によって現在のスタイルが出来あがったんだと思う。CANAL NEW YORKをスタートした2014年、オレたちが編集したスケートビデオを初めてインスタグラムにポストしたときの反響が大きくって。今はインスタで自分たちのプロモーションができる時代だし、ブランドをサポートしてくれるキッズからのリアルな声も聞ける。身近な関係を築けるね。

Johnny:そうそう。コミュニケーションが取れることは昔との大きな差だね。実験的なことができたり、インスタでユーザーに質問してフィードバックをもらったり話したり。

Esteban:インスタがシーンを変えたね。今はLabor SkateshopがNYスケートシーンの中心になっている。昔はAutumnっていうショップもあったけどクローズしちゃったしね。もちろんSupremeもあるけど、みんなが集まっているわけでもないし。

Johnny:Labor Skateshopの近くにトライアングルのエリアがあって、みんなが集まってスケートしているね。そこに行けば、今のNYスケートシーンをチェックすることができるよ。インスタがリアルになったような感覚かも。あと、トンプキンスもみんなの集まるスポットだね。

-スケートが好きな理由は?

Johnny:常に挑戦しながらも個性を主張できるところが好き。僕の親友、エヴァン(Canal New Yorkのメンバー)とはずっとお互いを高め合いながらスケートしてきたし。兄貴のような存在だったペドロはいつもハードなトリックばかりを決めてたから、彼に認めてもらえるように頑張ったり。

Esteban:オレはスケートの本質とカルチャーに興味があって、ビデオ制作がもっとも情熱的になれるんだ。みんなが上達していく様子をビデオを通して発見できるのも面白いよ。

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インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!

INFORMATION

EYESCREAM No.174

2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-

出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka

Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION

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