CULTURE 2020.04.17

[PORTRAITS of SKATEBOARDING]
012. James Rewolinski

Photography-Koki Sato, Interview / Translation / Coordination-Mimi Tamaoki, Edit-Ryo Tajima(DMRT)
EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

来る東京オリンピックからスケートボードが正式競技に決定している今、改めてストリートにおけるスケートカルチャーがどんな姿をしていたのかを振り返りたい。本特集ではスケーターだけではなくスケートカルチャーに関係するクリエイターも含め、OGからユース、シーンの中核にいる人物まで、NYを中心として総勢24組を取材した。

EYESCREAM WEBでは、2020年2月1日に発売されたスケート特集号「PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020」より、特別にその一部をお伝えする。

PORTRAITS.012 / James Rewolinski
「時代がどんなに変わってもスケートショップは常にシーンの中心にいるんだ」

NYと言えばのLESスケートパークからほど近く、Labor SkateshopはNYスケートシーンの中心にあるショップだ。新たな発信地として2012年にオープンし、現在は名実ともにNYを代表するショップへ。オーナーのジェームスは今もシーンへの熱い思いを持っている。

-今、NYのスケートシーンはどんな印象がありますか?

NYスケートシーンはいつも活気に溢れていて、たくさんのスケーターがいる。イベントやコンテストも多いから仲間と集まる機会も多いし、Go Skateboarding Dayみたいにスケートを1日中楽しめる機会があるのもクールだよ。キッズのためのイベントやコンテストだって充実している。スケートが街に浸透しているんだ。アメリカ国内を見渡しても、NYみたいに家から出てすぐにスケートできる街は少ないんじゃないかな。他の州だったら警察や警備員からすぐ注意されるし、スケートパークに行くために車で移動しなくちゃいけない。もちろんNYにもスケートパークがあるけどシーンの発端はストリートさ。世界中のスケーターがNYのストリートにやって来るんだ。

25年間スケートシーンにいるけど、NYで撮影したスケートビデオはとにかくカッコいいよ。僕が知っている限りでは90年代のNYスケートビデオの影響が大きかったと思う。時代を超えてストリートのスケートシーンが盛り上がっているね。そしてSNSの影響も実に大きい。昔はVHSビデオデッキを再生したり雑誌を見ながらトリックの練習をしていたけど、今はスマホでトリックをパッと再生できる時代だからスケーターの上達速度も早いんだと思う。

-スケートに関する思い出深い出来事は何ですか?

2012年にショップをオープンしたこと。こうして現在まで続けることができて、スケーターコミュニティやスケートをやったことがない人もサポートしてくれることに感謝しているよ。僕はミルウォーキー出身なんだけど、子供の時からスケボーショップに行くのが好きだったんだ。そこで働いている人たちやバイブスが好きだった。こうやって店に立って、ショップが溜まり場になっていき、ここで情報交換したり新しいモノが生まれたりするのを間近で見ながら体感できることは実に嬉しいね。

-90年代と現代でスケートシーンはどう変わったと思いますか?

難しい話だけど、唯一言えることはスケーターの数が絶対的に増えている、ということ。歴史を振り返ってみると1991~1994年はスケートはアングラ文化だったけど、1995年にX Gamesがスタートし、1999年にトニー・ホークがX Gamesのハーフパイプで史上初の900°(2回転半)を成功したことで、スケートへの注目度がピークになったんだ。同時期にトニー・ホークのプレイステーションゲームも発売された。それ以来、スケートへの関心度が高まり、特にスケートデッキやファッションが注目されていった。スケートシーンと関係のないカンパニーもデッキを作りだして新しいターゲット層へのマーケティングを戦略したりした。そんな風にスケートがメインストリームになってきたのは確かだけど、ルーツは失われていないんだ。友達と一緒にトリックの練習してスケートトリップに行って、そんな行動は昔も今も変わっていない、むしろ良い方向に進んでいるんじゃないかと思うよ。そして、変わりゆく時代でもスケートショップはシーンの中心にいる存在なんだ。

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006. Shawn Powers
007. Peter Sutherland
008. Beatrice Domond
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010. Caleb Barnett
011. Kader Sylla

インタビュー本編はEYESCREAM No.174 “PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020″の誌面からどうぞ!

INFORMATION

EYESCREAM No.174

2月1日(土)発売
PORTRAITS of SKATEBOARDING in 2020
-スケートカルチャーの未来へ送る言葉-

出演者:Ari Marcopoulos, Steve Rodriguez, Adam Zhu, Akira Mowatt, Shredmaster Keith, Shawn Powers, Peter Sutherland, Beatrice Domond, Johnny Wilson, Caleb Barnett, Kader Sylla, James Rewolinski(Labor Skateboard Shop), Chrystie NYC, Duron Simons(Gang Corp), Jack Greer(IGGY NYC), Homies Network, Alex Corporan, Canal New York, Wasted Youth SKATEBOARD, Daiki Hoshino, Kento Yoshioka

Back Cover:HUF SPRING 2020 COLLECTION

お取り扱いは全国の書店、大型CDストア、Amazon等にて



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